「冗談のようなレッド」スイス代表MFの一発退場処分に批判殺到!「EURO史上最低」

2021年07月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

海外ジャーナリストも痛烈批判

イングランドでは高い評価を受けているオリバー主審。その判定が物議を醸している。 (C)Getty Images

 現地時間7月2日に行なわれたEURO2020の準々決勝で、スペインとスイスが対戦。1-1で突入した延長戦でも決着がつかず、PK戦の末に、前者が準決勝進出を決めた。

 開始8分にジョルディ・アルバのシュートに反応したMFデニス・ザカリアのオウンゴールで先制を許したスイスだったが、68分にジェルダン・シャキリのゴールで同点。これで勢いに乗り、一気に攻勢を強めたが、78分にMFレモ・フロイラーが、ジェラール・モレーノに対するタックルでまさかの一発退場。逆転ムードは一気に萎んでしまった。

 普段はプレミアリーグで笛を吹いているマイケル・オリバー主審の判断に、元イングランド代表FWのガリー・リネカーは「また何も起こっていないのにレッドカードだ」と呆れた様子。現地局『ITV』に出演していた元イングランド代表DFのリー・ディクソンも「あれがレッドカードとは思えない。非常にアンラッキーは判定だ」と困惑気味だった。

 また、『ESPN』のリポーターであるマイケル・オグデンは自身のSNSに「サンクトペテルブルクの試合でVARを担当しているクリス・カバナと主審のマイケル・オリバー。今日のEUROはプレミアリーグの独自の基準で判定が出ているようだ」と皮肉り、『ItaFoot』のジャーナリスト、カルロ・ガルガネーゼは「マイケル・オリバーの心も脳もゴミだ。冗談のようなレッドカード。これでスイスは進出の権利を失った」とこき下ろした。
 
 世界中のフットボールファンも怒りを隠せない様子だ。SNS上では「ふざけたレッドカード」「絶対にレッドではない」「EURO史上最低のレッドカード」「なんで彼はVARのモニターすら見ないんだ?」「オリバーもカバナもふたりともクビにしろ」「これだからプレミアのレフェリーはクソだ」といった声が続々と上がっている。

 ちなみに、プレミアリーグでの審判の経験があるピーター・ウォルトン氏は、「相手の安全を脅かす意味では、レッドカードは正しいと思う」とコメントしている。

「フロイラーは相手に危険なタックルをした、という判断は、私もそう感じた。もちろん私であればVARのチェックはしただろう。ただ、オリバーのレッドカードという決断そのものは、正しいと考えている」

 英紙『Daily Mail』は「白熱した一戦だけに、審判が悪目立ちしてしまった点はファンをがっかりさせた」と綴り、さらに「ファンを納得させるため、オリバーは説明する必要があるだろう」と指摘している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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