東京五輪決勝の1週間後にプレミアが開幕
ロンドン五輪でイギリスを率いたピアース(左)がサラー(右)の五輪出場問題に意見した。(C)Getty Images
サッカーにはワールドカップ(W杯)という世界最大の祭典がある。だが、五輪にはそれ以上の価値があるという見方もあるようだ。
母国開催となった2012年のロンドン五輪でイギリス代表を率いたスチュアート・ピアースは、英『talkSPORT』で「オリンピックの大きさには驚かされる」と話した。
「W杯よりも大きいんだ。世界的イベントで、オリンピックはW杯より大きい。W杯はサッカーだけだ。だが、オリンピックはあらゆるスポーツの大会なんだよ。経験してみるまで、オリンピックがいかに大きいかは分からない。これまで指導してきたなかで、間違いなくもっとも大きなことだった。とにかく巨大だった」
だからこそ、ピアースはリバプールがモハメド・サラーの東京五輪出場を認めなかったことに不満があるようだ。
母国開催となった2012年のロンドン五輪でイギリス代表を率いたスチュアート・ピアースは、英『talkSPORT』で「オリンピックの大きさには驚かされる」と話した。
「W杯よりも大きいんだ。世界的イベントで、オリンピックはW杯より大きい。W杯はサッカーだけだ。だが、オリンピックはあらゆるスポーツの大会なんだよ。経験してみるまで、オリンピックがいかに大きいかは分からない。これまで指導してきたなかで、間違いなくもっとも大きなことだった。とにかく巨大だった」
だからこそ、ピアースはリバプールがモハメド・サラーの東京五輪出場を認めなかったことに不満があるようだ。
エジプト・サッカー協会は、サラー本人が東京五輪出場を望んでいるものの、所属クラブのリバプールが招集を拒んだとしている。五輪ではクラブ側に招集に応じる義務がない。
東京五輪の男子サッカーの決勝戦は8月7日に開催予定。その1週間後にプレミアリーグの新シーズンは開幕する。クラブとしては、オフシーズンと開幕前後への影響を避けたいところだ。
それゆえ、ピアースは「ユルゲン・クロップが望まないのは当然だ。彼はリバプールの利益を守るべきだからね」と同調姿勢も見せるが、あくまで最後は選手本人の意思を尊重すべきだと説いている。
「サラーには(クラブに)残っていてほしいだろう。だが、私が監督やコーチなら、選手が国を代表することを絶対に止めない。どんなレベルだろうとね。選手から『国を代表したい』と言われたら、それに『ノー』と言うのは自分勝手だろう」
立場と利益が異なるクラブと代表の衝突は、永遠の課題のひとつだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
【PHOTO】サラーの私服ファッションをスタイリストが徹底診断!
東京五輪の男子サッカーの決勝戦は8月7日に開催予定。その1週間後にプレミアリーグの新シーズンは開幕する。クラブとしては、オフシーズンと開幕前後への影響を避けたいところだ。
それゆえ、ピアースは「ユルゲン・クロップが望まないのは当然だ。彼はリバプールの利益を守るべきだからね」と同調姿勢も見せるが、あくまで最後は選手本人の意思を尊重すべきだと説いている。
「サラーには(クラブに)残っていてほしいだろう。だが、私が監督やコーチなら、選手が国を代表することを絶対に止めない。どんなレベルだろうとね。選手から『国を代表したい』と言われたら、それに『ノー』と言うのは自分勝手だろう」
立場と利益が異なるクラブと代表の衝突は、永遠の課題のひとつだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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