「まるで神話、何も起こらない」元英代表FWがC・ロナウドのFKを批判! EURO通算で28本蹴ってまさかの…

2021年06月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「あのFKでどれくらい得点しているのか」

ベルギー戦でも惜しいFKを放ったC・ロナウドだが…。(C)Getty Images

 直接FKは、貴重な得点源のひとつだ。これまでも、様々な名手が数々の美技を見せてきた。

 ユベントスに所属するポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドは、以前から直接FKの精度の低さを指摘されている。元イングランド代表のイラン・ライトは、背番号7に蹴らせるべきではないと考えているようだ。

 6月27日のEURO2020ラウンド・オブ16で、ポルトガル代表はベルギー代表に0-1で敗れた。前半終盤に先制を許すと、最後まで得点を奪えず、前回王者はベスト16で姿を消している。

 前半、C・ロナウドはFKでベルギーの守護神ティボー・クルトワを脅かした。だが、英紙『Daily Mail』によると、ライトは『ITV』で「実際、ロナウドはあのFKでどれくらい得点しているのか。50本で1ゴールとかいう話を聞いたよ」と述べている。

「それじゃまるで神話のようだ。何も起こらないよ」

【動画】T・アザール決めた圧巻の無回転ミドルはこちら
 元フランス代表のパトリック・ヴィエラは、クルトワが好セーブを見せたと話したが、ライトは「クルトワには見る時間が十分あった」と続けている。

「それに、C・ロナウドはFKであまり得点を挙げない」

 実際、データサイト『Opta』によると、C・ロナウドはEUROデビューした2004年以降、28本のFKを蹴っている。アンドレア・ピルロ、ダリヨ・スルナ、デコの2位勢(7本)に20本以上差という数字だ。だが、そこからゴールはひとつも生まれていない。

 しかし一方で、C・ロナウドが今大会5ゴールで現時点での得点ランキング首位に立っているのも事実。敗退したため得点王に輝けるかは微妙だが、EURO通算得点やワールドカップと合わせた主要大会得点記録を塗り替えてきたことも忘れてはいけない。

 近年はクラブでもFKキッカーとしての是非が論じられてきたCR7は、これからも重責を担っていくのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【画像】ポルトガル対ベルギーのスタメン&フォーメーションはこちら
 

次ページ【動画】T・アザール決めた圧巻の無回転ミドルはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事