「日本人は閉鎖的」武漢所属の元G大阪アデミウソンが日中の違いを明かす! 中国は「外から来た人にとっては助かる」

2021年06月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「パンデミックが始まった場所でプレーすることで…」

昨季途中まで所属したG大阪でゴールを量産したアデミウソン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 元ガンバ大阪で現在は中国2部の武漢三鎮でプレーするブラジル人FWアデミウソンが、中国の現状や日本との違いなどを語った。母国メディア『uol』が6月26日付けで伝えた。

 アデミウソンは、名門サンパウロから2015年に横浜F・マリノスに加入。翌年からはガンバ大阪に移り、攻撃を牽引していたが、20年の10月に事件酒気帯び運転で人身事故を起こし、12月に契約解除を言い渡されていた。
 
 そして今年2月、27歳の点取り屋が再起の地として選んだのが武漢だった。新型コロナウイルスの発症が最初に確認された地とあって、契約前は「怖さもあった」というが、街は徐々に日常を取り戻し、サッカーの試合でも観客を呼べるまでになっているようだ。アデミウソンは決断の裏側をこう明かしている。

「武漢と契約する前は正直なところ、『中国だから怖い』と思っていたが、クラブのメンバーが状況がよくコントロールされていると教えてくれたので、だいぶ落ち着いた。中国は僕をとてもよく受け入れてくれた。

 現在、ショップ、レストラン、クラブ、バーなどは通常通り営業している。そのなかで強制ではないにもかかわらず、僕たちはマスクを着用し続け、常に体温をチェックし、コロナテストも必ず行なう。パンデミックが始まった場所でプレーすることで、希望をもたらし、世界の状況がいつかは改善されると示すことができるんだ」

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