「コカ・コーラのCMに出ていたじゃないか」C・ロナウドとハイネケン拒絶のポグバを西紙が糾弾!「エゴイスティックだ」

2021年06月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

コカ・コーラ社は「誰にでも好きな飲み物がある」と受け流す

スポンサー絡みの問題で渦中の人となっているポグバ(左)とC・ロナウド(右)。(C)Getty Images

 それぞれの信念がある。だが、大きな国際大会でスーパースターがスポンサーの商品に良くない感情を表せば、騒動になることもやむを得ない。

 ポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドが、公式会見の場で目の前にあったコカ・コーラのボトルを視界から遠ざけたことは、世界中で話題になった。この行動で、コカ・コーラ社の株価が下落し、同社の時価総額が40億ドル(約4400億円)も下がったとのニュースも出回っている。

【動画】C・ロナウドが大会スポンサーの製品をまさかの"片付け"。前代未聞の場面はこちら

 C・ロナウドだけではない。今度は、フランス代表のポール・ポグバも、会見の場でスポンサー商品を遠ざけた。ポグバの"標的"となったのは、ハイネケン社のノンアルコールビールだ。イスラム教徒であることとの関連とみる向きも少なくない。

 ドイツとのEURO2020初戦でマン・オブ・ザ・マッチに輝いたポグバは、ハイネケン社の名前が散りばめられたボードの前でトロフィーを手に笑う写真が大会公式アカウントでツイートされている。そのスポンサーの商品に「ノー」を突きつける形となっただけに、騒がれたのは当然だ。
 
 英公共放送『BBC』によると、コカ・コーラ社はCR7の行為に対し、それぞれ「味とニーズ」は異なるとして、「誰にでも好きな飲み物がある」と受け流した。

 だが、問題視する声もある。スペイン紙『Marca』は、C・ロナウドが15年前にコカ・コーラのCMに出演していたと指摘。ヘラルド・リケルメ記者は、コラムでC・ロナウドとポグバの行為を「エゴイズム」と評し、広告主にネガティブな評判を生んだと批判している。

 同記者は、両選手の行動は「エゴイスティックであまり賢くなかった」と指摘。スポンサーの投資がなければ持続不可能であることは承知のうえのはずとし、「非難すべき姿勢」と断じた。

 UEFAの対応が注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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