ワールドサッカーダイジェストが厳選!「移籍マーケット 今夏の主役候補TOP20」 ケビン・デ・ブルイネ & ペトル・チェフ

2015年05月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

デ・ブルイネ本人は態度を決めかねているようだ。

リーグMVP級の活躍を演じ、バイエルンなど複数のメガクラブが熱視線を送るデ・ブルイネ。ヴォルフスブルクは放出拒否の構えを見せているが、はたして――。 (C) Getty Images

 今夏の移籍マーケットを賑わす主役候補を『ワールドサッカーダイジェスト』が厳選してお届けするシリーズ企画。
 
 第7弾は、ブンデスリーガでMVP級の活躍を演じたケビン・デ・ブルイネと、チェルシーの正守護神の座を失ったペトル・チェフだ。
 
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今夏の主役候補(13)
ケビン・デ・ブルイネ(MF/ヴォルフスブルク)
 
 ヴォルフスブルク躍進の牽引車で、10ゴール・20アシストと毎試合のように決定的な仕事を連発。リーグMVP級の活躍を披露し、国内外のメガクラブから大きな注目を集めている。
 
 すでに接触があったと代理人が認めているのは、マンチェスター・シティ、バイエルン、パリ・サンジェルマンの3クラブ。まだ正式オファーには至っていないものの、いずれも資金は潤沢で、5000万ユーロ(約70億円)が最低ラインと見られる移籍金を捻出するのは難しくないだろう。
 
 来シーズンにチャンピオンズ・リーグを戦うヴォルフスブルクにとっては、絶対不可欠な攻撃の柱。徹底抗戦するのは間違いなく、実際、アロフスGMは「どのクラブとの交渉にも応じるつもりはない。私はケビンの残留を100パーセント確信している」と発言している。
 
 ただ、本人は態度を決めかねているようだ。5月中旬には、「いまのところはヴォルフスブルクに残るつもりだ。でも、この世界では何が起きるかわからない」と含みを持たせている。
 
 今夏の去就を大きく左右しそうなのは、近日中に実施されるというヴォルフスブルクとの新契約についての話し合い。ここで提示された条件に納得できなければ、気持ちが一気に移籍に傾いても不思議はない。

次ページ初挑戦のイタリアか、ロンドンにこだわるのか――。

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