【EURO出場国紹介|オーストリア】16強入りを目指すも、守備重視のスタイルには限界が…

2021年06月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

初の2大会連続出場を果たす

3回目の本大会出場となる オーストリア。(C)Getty Images

オーストリア(2大会連続3回目の出場)
・FIFAランク:23位
・EURO最高成績:本大会出場 
・前回大会:グループステージ敗退
・予選成績:6勝1分け3敗/19得点・9失点(グループG 2位)

●マッチスケジュール(グループC)
6月13日:北マケドニア(ブカレスト)
6月17日:オランダ(アムステルダム)
6月21日:ウクライナ(ブカレスト)

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 躍進が期待された前回大会は、オーストリア史上屈指と謳われたタレント力を持て余し、グループステージ敗退。続くロシアW杯は本大会に辿り着けず、17年10月にフランコ・フォーダ新体制が発足した。

 そのドイツ人指揮官は攻撃的なスタイルを追求したマルセル・コラー前監督とは異なり、中盤の底にボールハンター2枚を並べるソリッドなサッカーを志向。ホットラインを築いたマルコ・アルナウトビッチ(上海海港)とマルセル・ザビツァー(RBライプツィヒ)の活躍にも助けられ、同国初となる2大会連続のEURO出場へ導いた。

 もっとも、5年前のような高揚感はない。スペクタクル性に乏しいうえ、今年3月のデンマーク戦で大敗を喫するなど、現行スタイルの限界が見え隠れしているからだ。

RBライプツィヒやレッドブル・ザルツブルクでのプレー経験を持つ主力が多いチーム事情を踏まえ、ハイプレスと切り替え重視のサッカーに転換すべきとの意見が少なくない。そうした逆風も吹く中で、16強入りを目指す。

文●遠藤孝輔

※「ワールドサッカーダイジェスト責任編集 EURO2020展望&ガイド」から転載・加筆。

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