ワールドサッカーダイジェストが厳選!「移籍マーケット 今夏の主役候補TOP20」 ジャクソン・マルティネス & ミラレム・ピャニッチ

2015年05月26日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「アーセナルは憧れのクラブ。ノーと言えない」とマルティネス。

3シーズンでポルトガル・リーグの得点王に輝いたマルティネス。ポルトの会長も移籍を認める発言をしており、ステップアップへ機は熟したか。 (C) Getty Images

 今夏の移籍マーケットを賑わす主役候補を『ワールドサッカーダイジェスト』が厳選してお届けするシリーズ企画。
 
 第6弾は、アーセナルと相思相愛と伝えられるコロンビア代表のジャクソン・マルティネス、根強い人気銘柄のミラレム・ピャニッチの動向を追う。
 
――◆――◆――
 
今夏の主役候補(11)
ジャクソン・マルティネス(FW/ポルト)
 
 チャンピオンズ・リーグで自己最多の7ゴールを挙げ、ポルトガル・リーグでは3シーズン連続で得点王を獲得。いまや欧州有数のストライカーに成長したポルトのジャクソン・マルティネスが、いよいよ飛躍のときを迎えている。
 
 これまで幾度となく取り沙汰されてきたのは、本人が望むプレミアリーグへの移籍。昨夏はアーセナル、マンチェスター・シティ、トッテナムなどが獲得に興味を示したものの、ポルトの首脳部が退団を容認しなかった。
 
 ところが今年に入って、「移籍金を支払えるクラブがあれば、放出しても構わない」と、ピント・ダ・コスタ会長が売却を示唆したのだ。
 
 獲得レースの本命は、相思相愛のアーセナル。「マルティネスはフィジカルが強く、プレミア向きだ。得点感覚も素晴らしい」とヴェンゲル監督が手放しで称賛すれば、本人も「アーセナルは子供の頃から憧れていたクラブ。オファーがあれば、ノーとは言えない」と語るなど、移籍に前向きな姿勢を見せている。
 
 昨年8月にポルトとの契約を見直し、違約金は4000万ユーロ(約56億円)から3500万ユーロ(約49億円)まで引き下げられた。今夏に5000万ポンド(約85億円)程度の補強予算を用意しているアーセナルなら、十分に支払える額だろう。
 
 ポルトのピント・ダ・コスタ会長の"心変わり"さえなければ、交渉は意外とすんなりとまとまるかもしれない。

次ページピャニッチの去就はガルシア監督とセット?

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事