「イタリアでの目標は達成」C・ロナウドの“謎めいた投稿”に現地騒然!「ユーベでの任務は完了か」

2021年05月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ユーベ加入の初日に設定した目標とは?

自らに課した目標をクリアしたC・ロナウド。背番号7の白黒ユニホームは今季で見納めとなるのだろうか。(C)Getty Images

 別れを示唆と言われても当然の内容だ。

 現地時間5月24日、ユベントスのクリスチアーノ・ロナウドが、インスタグラムに長文を投稿した。新たな旅立ちをほのめかしているのではないかと騒がれている。

 セリエAでは9連覇に終止符を打たれ、王座から陥落したユベントスだが、イタリア・スーパーカップとコッパ・イタリアの2冠を達成。苦しみながらも最終節で来季のチャンピオンズ・リーグ出場権も獲得した。また、個人でC・ロナウドは3年目にして初のセリエA得点王に輝いている。

 そのC・ロナウドは「トップ選手の人生とキャリアは、いつも浮き沈みだ。僕らは毎年、素晴らしい選手たちを揃え、野心的な目標を持つファンタスティックなチームたちと戦う。だから、素晴らしいレベルを保つためには、常にベストを尽くさなければいけない」と綴った。

「今年の僕らはセリエAで優勝できなかった。タイトルに相応しいインテルを祝福する。でも、チームとしても個人としても、ユベントスで今季の僕らが成し遂げた全てを評価しなければいけない。スーパーカップ、コッパ、セリエA得点王で、僕は幸せだ」

 さらに、36歳の大エースは「これらの成果で、僕はイタリアに来た初日に自分で設定した目標を達成した。それは優勝し、カップ戦とスーパーカップで勝ち、素晴らしい選手と巨大なクラブばかりの、独自のサッカー文化を持つ偉大なサッカーの国で、ベストの選手と得点王になることだ」と続けた。
 
「僕が記録を求めるのではなく、記録が僕についてくるのだということは以前も言った。それはとてもシンプルなことだ。サッカーはチームスポーツだが、個人が乗り越えることでチームが目標を達成する助けとなる。常にピッチでどんどん追い求め、仕事をし、必要なら記録が出て、集団としてのタイトルも確実になる」

 そして、C・ロナウドは「だから、この数日で広く言われていることを、僕はとても誇りに思う。イングランド、スペイン、イタリアでの優勝、カップ戦優勝、スーパーカップ優勝、ベスト選手、得点王。イングランド、スペイン、イタリアのクラブで100得点超だ」と誇った。

「自分がプレーした国々で自分の足跡を残し、自分が代表したクラブのファンを喜ばせることができたという気持ちは、何物とも比較できない。そのために僕は仕事している。それが僕を動かすものだ。最後の日まで、僕はずっとそれを追い続ける」

 目標達成と公言しただけに、次に目指すものはユベントス以外にあると受け止めても不思議ではない。イタリア衛星放送『Sky Sport』は、去就に関して「謎めいた」投稿と報じ、『Gazzetta dello Sport』紙は「ユベントスでの任務は完了のように聞こえる」と伝えた。

 ユベントスとの契約は1年残るが、以前から去就が取り沙汰されているC・ロナウド。欧州最高峰の舞台への切符が懸かった最終節をベンチから見守った背番号7は、もう白と黒のユニホームを着ないのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

【PHOTO】CL優勝、バロンドール受賞、ユーロ制覇…様々なタイトルを手にし、今も輝き続ける"C・ロナウド"のキャリアを写真で振り返り!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事