「苦しみを味わった」37節で今季初ゴールの久保建英が本音を吐露。“冷遇”指揮官には「プレーできない時も、監督は…」

2021年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

「引き分けでは価値がない」と発奮

今季初ゴールを奪った久保が、出番を与えず“冷遇”していると指摘されていたボルダラス監督(右)について言及した。(C) Getty Images

 現地時間5月16日に開催されたラ・リーガ第37節のレバンテ戦で、ついに今シーズンの初ゴールを奪ったのがヘタフェの久保建英だ。

 1-1で迎えた75分からピッチに立った日本代表MFは84分、敵のミスを突いてボールを拾うと、左サイドからドリブルで持ち込んで左足を一閃。強烈なミドルシュートを叩き込んでみせた。

 チームを残留に導く決勝点を決めた久保は、試合後のフラッシュインタビューに登場。スペイン紙『MARCA』などがコメントを紹介している。

「僕はベンチスタートだった。ウォーミングアップしているとき、(残留を争うライバルである)エルチェが勝っていて、引き分けでは価値がないという情報を受け取った。彼らはゴールに向かなければならないと、僕たちに言ったんだ」

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 そう切り出した背番号5は、同じく冬に加入したカルレス・アレニャの先制弾と自身の得点で勝ったことに、「加入して最初の試合ではうまくいき、もう一度素晴らしい試合をした」と語り、「今シーズンはビジャレアルとヘタフェで多くの苦しみを味わった」と本音を吐露した。

 それでも、「プレーしていない時も、一生懸命トレーニングを続けており、監督もそれを分かってくれていた」と語った19歳は、「ドレッシングルームに戻ってお祝いしたい。喜びを分かち合いたい」と喜んだ。

 シーズン前半にレンタルされたビジャレアルでも、このヘタフェでも出場時間の少なさに苦しんだ"日本の至宝"が、この重要な局面で特大の輝きを放った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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