「ベッカムのような若手を見ているだけで…」レスター守護神が幼少期の裏話を披露!元マンU戦士の父からの金言も

2021年05月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「カントナはまるで巨人のようなオーラがあった」

今季リーグ戦で、全試合に先発しているシュマイケル。FAカップ決勝でも活躍に期待がかかる。(C)Getty images

 レスターのGKキャスパー・シュマイケルが、2世ならではの貴重な秘話を披露した。英公共放送『BBC』が伝えている。

 昨シーズンを奇跡のプレミア制覇(2015-16シーズン)以降では最高の5位で終えたレスターは、今シーズンも好調を維持し、現時点でチャンピオンズ・リーグ出場圏内の3位に位置。FAカップでは決勝まで勝ち進んでいる。

 そんな好調なチームで、ここまでリーグ戦で全試合に先発し、最終ラインから支え続けているシュマイケルは、父にマンチェスター・ユナイテッドなどで同じく守護神として活躍したピーター・シュマイケルを持つ。34歳の息子はインタビューのなかで、父のおかげで偉大な選手たちを間近で見ることができたと、当時を振り返っている。

「一緒に練習場にいて、多くのことを学んだよ。どのように振る舞い、行動し、トレーニングするかを見て、常に吸収していた。ディオン・ダブリンやマーク・ヒューズをはじめとする一流の選手たちとの練習後の仕上げのセッションは、忘れられない。僕はゴール裏に立って、ミスしたボールを拾っていたが、それほど多くはなかった。
 
 エリック・カントナが入ってきたのもその頃だ。子供の頃、彼を見上げると、まるで巨人のようなオーラがあった。でもとても優しい人だった。それにネビル兄弟、ポール・スコールズ、ニッキー・バット、デビッド・ベッカムのような若手を見ているだけで、彼らのハングリー精神、熱意、どれだけトレーニングしているかもよく分かったよ」

 父の背中を追い、自身も世界最高峰のリーグでゴールを守り、そしてデンマーク代表の正守護神となったシュマイケル。"大先輩"からの金言も明かしている。

「プロのサッカー選手になることを選んだとき、父は私にこう言ったんだ。『人々は事前にお前を判断し、先入観を持つだろうし、他の誰よりもずっと厳しいものになるだろうから、誰よりも努力しなければならない』とね。でも、あるレベルに到達したければ、努力しなければならないということを幼い頃から目の当たりにしていたので、それはすでに私のDNAに組み込まれていたよ」

 現地時間5月15日、レスターはチェルシーとのFAカップ決勝に挑む。背番号1はクラブにリーグ制覇以来、5年ぶりのタイトルをもたらし、ユナイテッドで同大会3度の優勝経験がある父へ、一歩近づくことはできるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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