松村優太よ、どこへ行く――鹿島20歳MF、J1初弾で“迷走”?「焦ったというか、テンパるというか…」

2021年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「“あ、入った!”と思って、いつの間にかテンパって走っていました」

バックスタンドに向かって歓喜のラン。待望のJ1初弾を決めた松村。7試合ぶりの先発起用に見事に応えてみせた。写真:徳原隆元

 鮮やかな一撃だった。鹿島の高卒2年目のMF松村優太は、5月9日に行なわれたホームでのFC東京戦で、嬉しいJ1初ゴールをマークした。

 1-0で迎えた45分、ペナルティエリアのやや右寄りの位置で、「目が合った」という永戸勝也からのパスを受ける。目の前には敵がいたが、構わず右足を思い切り振り抜く。ボールは相手の股の間を取って、逆サイドのポストに当たってゴールに吸い込まれた。

 松村はこれまでルヴァンカップでゴールを決めたことはあったが、Jリーグではこれが初得点。得点後はバックスタンドに向かって歓喜のラン。試合後に報道陣からその理由を問われると、20歳のアタッカーは次のように述べた。

「理由はなくて、本当にもうなんか、リーグ初ゴールでしたし、点を決めて焦ったというか、テンパるというか、わけが分からないところに走っていて。"あ、入った!"と思って、いつの間にかテンパって走っていました」
 
 この日は7試合ぶりの先発出場を果たした松村は、指揮官の期待に見事に応えてみせた。待望のJ1初弾をきっかけに、ゴール量産となるか。次はまた違ったゴールセレブレーションにも期待したい。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

【動画】右足一閃! 鹿島・松村優太、待望のJ1初ゴール!

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