【横浜】前田、オナイウ、L・セアラ…CFの座を射止めるのは? 指揮官は「同じ選手が出続けるのは難しいですが…」

2021年04月24日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

「フォワードはゴールを奪うだけではない」(ポステコグルー監督)

前田(左)、オナイウ(中央)、L・セアラ(右)らのCFのポジション争いに注目だ。(C)SOCCER DIGEST

 横浜FCとのダービーで5ゴールを奪って大勝した横浜F・マリノスは、開幕戦こそ川崎フロンターレに敗れたものの、その後のリーグ戦は6勝3分。順調に勝点を上積みしている。

 強みは攻撃力だろう。ここまでのリーグ戦の得点は川崎の30点に次ぐ20点でリーグ2位。前線の豊富なタレントに加えて両SBが加わるアタックは、スピーディで相手に休む時間を与えない。

 攻撃力という意味では横浜FC戦でさらに嬉しいニュースがあった。新型コロナウイルスの影響で合流が遅れていたFWレオ・セアラが横浜デビュー。なおかつファーストタッチでゴールを決めてみせた。

 自ずとポジション争いが激化していく。CFには、そのL・セアラ、今季のリーグ戦で8ゴールをを挙げている東京五輪世代の前田大然、5ゴールのオナイウ阿道らがいる。
 
 誰がレギュラーを掴むのか――。

 アンジェ・ポステコグルー監督は「過密日程でチーム全体がハードワークすることが大切です。ずっと同じ選手が出続けるのは難しいですが、うちにはプレーレベルが落ちない選手が揃っています。(横浜FC戦でデビューした)レオ(L・セアラ)もマリノスのサッカーにフィットしてくれると思います」と、しばらくはローテーションを示唆した。

 もっとも、ここまでの活躍だけで考えるとスピードが武器の前田が一番手だと予想される。ただし、万能型のオナイウは横浜FC戦で2ゴールと猛アピールし、L・セアラも徐々にコンディションを上げている。

 今後は「自分たちの守備は前線から始まるため、フォワードはゴールを奪うだけではない」という指揮官の要求をこなしつつ、攻撃面でいかに違いを見せられるかがポイントになるだろう。横浜のCFを誰が射止めるかに注目だ。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

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