「見事な数字だ」“壁”と化した吉田麻也のスタッツに伊メディアが注目!「守備陣のベストプレーヤー」

2021年04月20日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「再び守備陣の基準点と示した」と称賛

ヴェローナ戦で勝利に貢献した吉田。次節は出場停止に。(C) Getty Images

 2試合連続となるフル出場を果たした一戦の評価は上々だ。

 サンプドリアの吉田麻也は4月17日、セリエ第31節のヴェローナ戦で先発フル出場した。チームはセットプレーから先制を許したが、後半に3ゴールを奪って3-1と逆転勝利を収めている。

 最終ラインの中央でオマール・コリーとコンビを組んだ吉田について、イタリア・メディアは及第点以上の採点をつけた。サンプドリア専門サイトの『sampnews24』は、6.5点で「守備陣のベストプレーヤー」と賛辞を寄せている。

「前半は相手のプレスによく反応。味方のポジショニングや技術的なミスに対応しようとした。相手の動きが落ちたのもあるが、後半も続けた」

 一夜明けた18日も、同メディアは「ヨシダは壁」「再び守備陣の基準点と示した」と、ヴェローナ戦でのパフォーマンスを称賛した。

「元サウサンプトンのDFは、見事な数字を残して守備陣を率いた。ボール奪回は12回、インターセプトは4回。チームのだれよりも多い」

【動画】吉田が最終ラインで奮闘!ヴェローナ戦のハイライト
 しかし、唯一残念だったのは、85分にケビン・ラザーニャへの後方からのタックルでイエローカードを出されたことだ。吉田はこれが今季5枚目のカード。累積警告による出場停止で、21日の次節クロトーネ戦は出られなくなった。sampnews24は、「クロトーネ戦で彼の不在は響く」と嘆いている。

 ただ、ヴェローナに2差の39ポイントで10位につけるサンプドリアは、残留をほぼ確実にしている一方で、欧州カップ戦出場権を望むことはできない(5位ナポリに21差)。残り7試合は、実質的に消化試合になるだろう。

 それでも、クロトーネ戦を終えると、サンプドリアは8位サッスオーロ、7位ローマ、そして首位インテルと、難敵との連戦に臨む。吉田は強敵たちを抑えられるのか。1試合の"休養"後が楽しみだ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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