C・ロナウド欠場のユーベ、CL出場権を争うアタランタに20年ぶりの敗戦で4位転落!ピルロは強気発言「まだ7試合ある」

2021年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「強いチームを相手にいいゲームをした」

CL出場権確保すら危うくなってきたユベントス。ピルロ監督は前を向くが…。(C) Getty Images

 痛恨の敗戦となったが、指揮官の心の炎はまだ決して消えていないようだ。現地紙『Gazzetta dello Sport』が伝えている。

 現地時間4月18日に行なわれたセリエA第31節で、3位のユベントスは勝点1差で4位のアタランタと敵地で対戦。迫ってきたライバルを叩き、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内をがっちりキープしたいところだったが、大エースのクリスチアーノ・ロナウドを負傷で欠き、なかなか決定機を作り出すことができない。

 逆に試合終了間際の87分には、ルスラン・マリノフスキニに痛恨の被弾。これが決勝点となり、ユベントスは0-1で手痛い敗戦。アタランタにリーグ戦では2001年2月以来となる勝点3を献上してしまった。

 これにはイタリア・メディア『Sky Sport』も「20年ぶりにユーベを倒し、順位を抜いたアタランタの歴史的快挙」と伝えている。

【動画】C・ロナウドを欠くユーベは最後まで1点が遠く…20年ぶり白星献上

 それでも試合後、インタビューに応じたアンドレア・ピルロ監督は、敗戦に多少のショックは見せながらも「強いチームを相手にいいゲームをした」と、あくまでポジティブに振る舞った。
 
「最後にエピソードが彼らに有利に働いたが、我々は素晴らしい強度と積極的を持って、行なうべきプレーをした。ただ、少なくとも1ポイントは持ち帰ることができたはずなので残念だ」

 そのうえで、シーズン最終盤に向け、改めて意気込みを伝えている。

「まだ7試合残っているので、できるだけ多くの試合に勝って、最高のポジションを目指さなければならない。この精神と意欲を持ってプレーすれば、残りの戦いも問題はないだろう」

 10連覇は風前の灯火となり、CL出場権すら危うくなってきたイタリア王者。敗戦を引きずることなく、目の前の目標に向け、ここからしっかりと立て直すことはできるか。来月19日にはコッパ・イタリア決勝で、アタランタとのリベンジマッチも控えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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