【クラシコ採点&寸評】R・マドリー2-1バルセロナ|華麗なヒール弾の主砲をMOMに!ウイング起用が大当たりのMFも最高評価

2021年04月11日 下村正幸・江國森

R・マドリー――3MFは相変わらずの存在感を発揮

[警告]R・マドリー=ナチョ(69分)、カゼミーロ(89、90分)
バルセロナ=ペドリ(23分)、アラウホ(26分)、ジョルディ(84分)、ピケ(94分)
[退場]R・マドリー=カゼミーロ
[MAN OF THE MATCH]ベンゼマ

【レアル・マドリー|採点・寸評】
チーム 6.5

CLのリバプール戦から中3日で、バルサよりも厳しい日程だったにもかかわらず、雨中のタフな一戦で、ラ・リーガでは19試合無敗だった宿敵に土をつけた。ポゼッションでは圧倒されたものの、ヴィニシウスのスピードを活かしたカウンターで、チャンスを構築。ベンゼマのヒール弾とクロースのFKで前半のうちに2点をリードし、終盤は押し込まれながらも1失点で凌ぎきった。3-1で下した前回対戦に続いてクラシコを制して首位のアトレティコと勝点で並び、暫定ながら首位に浮上した。

[GK]
1 ティボー・クルトワ 6

前半終了間際にメッシの至近距離からのシュートをビッグセーブ。後半にジョルディの決定的なパスを防いだシーンも大きかった。

[DF]
17 ルーカス・バスケス 6.5(43分OUT)

効果的な攻め上がりでベンゼマの先制ゴールをアシストし、テア・シュテーゲンに阻まれたものの、惜しいシュートも。43分に負傷退場したのは残念だったが、ポジティブな評価は変わらない。

3 エデル・ミリトン 6.5
的確な判断力と1対1の強さで、デンベレをほぼ完璧に抑え込む。後半はバタついたシーンもあったが、ゴール前での存在感は際立っていた。

6 ナチョ 6
気の利いたディフェンスでスペースを消し、ピンチの芽を摘んだ。セルヒオ・ラモスとヴァランヌを欠いた最終ラインでいぶし銀の活躍。

23 フェルラン・メンディ 6
サイドで流れてきた同胞のデンベレに仕事をさせず。マルセロの投入とともに3CBの一角となり、タスクを全う。終盤のあわやPKというシーンはやや軽率だったか。

【関連画像】PKになるべき? 物議を醸している問題のシーンはこちら
 
[MF]
14 カゼミーロ 6

門番よろしくバルサの中央突破を許さず。時折みせる攻撃参加も光った。終盤に立て続けに警告を受けて退場したのは不用意だったが、試合結果には影響しなかった。

10 ルカ・モドリッチ 6.5
34分と66分のカウンターを発動させたヴィニシウスへのパスは絶品。躍動感溢れるプレーでいつも通りの存在感を発揮も、後半はやや希薄になった。

8 トニ・クロース 6.5(72分OUT)
中盤でゲームをコントロールし、運もあったとはいえ、FKで貴重な追加点を奪取。後半は雨の影響か"精密機械"が狂う場面も。

【動画】雨中の激闘!クラシコのハイライトはこちら
 

次ページR・マドリー――ヴィニシウスは再三に渡って脅威を与える

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事