誤審にブチギレのC・ロナウドが心境を投稿!「ポルトガルという国全体が損害を受けた」

2021年03月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

指揮官は「半メートル以上もラインを割っていた」と不満

ゴールが認められず、信じられないというジャスチャーをするC・ロナウド。(C) Getty Images

 テクノロジーが導入された世界に慣れている選手にとって、国の名誉が懸かる大事な試合での疑惑の判定に、冷静ではいられなかったのだろう。

 ユベントスに所属するポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドが、3月27日に行われた2022年カタール・ワールドカップ欧州予選第2節のセルビア戦で、自身のゴールが認められなかったことに激怒した。

 2点を先行しながら追いつかれたポルトガルは、終了間際のアディショナルタイムにC・ロナウドが浮き球に反応。相手GKが飛び出したなかでシュートする。ボールは無人のゴールへと向かい、懸命に戻ったアレクサンデル・ミトロビッチにクリアされたときには、ゴールラインを割ったと思われた。

【関連画像】これがノーゴール? 明らかにゴールラインを割っている決定的瞬間

 しかし、ポルトガルの勝ち越し弾と思われたゴールは、審判団に認められなかった。ゴールラインテクノロジーが導入されておらず、結局は「幻のゴール」に。C・ロナウドは副審に猛抗議したが、イエローカードをもらっただけで判定は覆らない。

 怒りが収まらないC・ロナウドは、キャプテンマークを地面に叩きつけ、そのままピッチを後にした。イタリア紙『Tuttosport』によると、試合後にC・ロナウドはSNSで「代表でキャプテンを務めるのは、人生でもっとも誇らしい特権のひとつだ」と心境を語った。

「自分は国のためにいつも全力を尽くしている。これからもずっと全力を尽くす。それは絶対に変わらない。だが、直面して難しい瞬間もある。国全体が損害を受けたときはなおさらだ。顔を上げて、すぐに次の戦いに臨もう。いこう、ポルトガル!」

【関連動画】明らかな誤審にブチギレるC・ロナウド
 
 一方、ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督は「得点が認められなかったが、ボールは半メートル以上もラインを割っていた」と不満を表している。

「もちろん、それによってわれわれがうまくやれなかったことがなくなるわけじゃない。もっとうまくやれたはずだ。だが、このレベルでこういったことは納得しがたいね」

2ポイントを失ったポルトガルは、2試合を消化してセルビアと同じ4ポイントとなっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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