「ほぼ勝てなかった」攻守に奮闘した菅原がアルゼンチンに見せつけられた差とは?

2021年03月26日 サッカーダイジェスト編集部

「この経験は五輪にはつながると確信しています」(菅原)

精力的にアップダウンを繰り返した菅原。アルゼンチンの球際の強さに苦戦したようだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 国際親善試合のU-24日本代表対U-24アルゼンチン代表の一戦が3月26日、東京スタジアムで行なわれ、日本は0-1で敗れた。

 右サイドバックでフル出場し、攻守に奮闘した菅原由勢は「まずは南米の強豪国とバチバチやれたのが僕らの大きな財産。この経験は五輪にはつながると確信しています」と収穫を述べ、課題も口にした。

「アルゼンチンの得点はふたりで完結したシーンで、点と点で合わせて決められた。僕たちの攻撃は2、3人いるなかで得点に結びつかない。決め切っているところは学ばなければいけない。ゴール前のパス、クロス、シュートの質は突き詰めたいと思いました」

 やはり南米予選を1位で突破したアルゼンチンのクオリティは高く、差を感じたようだ。加えて「ほぼ勝てなかった」というシーンにも言及した。
 
「セカンドボールの球際(の強さ)などは、ほぼ勝てなかった。そこができれば南米の強い相手にも主導権を握れる」

 ではその課題をどう解消していくか。

 菅原は「トレーニングから変えていくのは、中2日しかないので限界がありますけど」と前置きしたうえで「映像を見たりすればセカンドボールなどは意識するようになると思います。そこをチームとして共有したい」と課題克服のポイントを語った。

「中2日なのでコンディションを極力100パーセントに持って行くのが大事」と話す菅原。アルゼンチンとの再戦に向けてセカンドボールの球際や質などの強度不足をどこまで改善できるかは注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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