アトレティコを“激怒”させた久保建英に期待! 天敵に挑むヘタフェのキーマンを現地紙が紹介「昨季最高のパフォーマンス」

2021年03月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

ここ18戦で2分16敗と散々な結果に…

首位アトレティコ戦での活躍が期待される久保。(C)Getty Images

 久保建英が所属するヘタフェは現地時間3月13日、首位のアトレティコ・マドリーとホームで対戦する。

 ハードワークと球際の厳しさを要求するホセ・ボルダラス監督のスタイルは、アトレティコを率いるディエゴ・シメオネ監督のそれと酷似しており、ヘタフェはしばしば「ミニ・アトレティコ」のような言い方もされてきた。

 その"本家"はまさに天敵だ。スペイン全国紙の『AS』によれば、シメオネがアトレティコの監督に就任して以降、ヘタフェは18回対戦して2分け16敗、なんと1ゴールも奪えず、34失点を喫しているという。蛇に睨まれた蛙とはこのことだろう。

『AS』紙は、この一戦を前に、「アトレティコからの勝利の味を知っている選手」として、FWウネス・ウナルとDFエリック・カバコをフィーチャーしている。前者はビジャレアル、後者はレバンテの時に、シメオネのチームを破った経験があるという。
 
「その他の選手はアトレティ戦で勝運がなかった」としながらも、久保について次のように言及している。

「日本では、マジョルカが叩きのめされたにもかかわらず、昨シーズンのクボの個人的なパフォーマンスが最も良かった試合は、ワンダ・メトロポリターノのアトレティコ戦だったと記憶されている」

 昨年の7月3日に開催されたアトレティコ戦(ラ・リーガ第34節)で、マジョルカは0-3の完敗を喫したものの、久保は得意のドリブルを駆使して孤軍奮闘。とりわけ、右サイドで敵の左SBマヌ・サンチェスとMFコケを抜き去さった場面は、カバーリングに入って水際で突破を食い止めたCBのホセ・ヒメネスが、ボールを地面に叩きつけて怒りを露わにしたシーンとともに強烈なインパクトを与えた。

【動画】アトレティコDFを激怒させた久保建英の2人抜きドリブル

 ベンチスタートが濃厚な久保は、途中出場から再び輝きを放つことができるか。『AS』紙が紹介したように、首位チームからの勝点奪取のキーマンは、この19歳になるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】現地メディアが称賛!スペイン代表FWを翻弄した久保建英の超絶テクニックはこちら(2分~)

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