「絶対的な日本人」28歳になった伊東純也をベルギー・メディアも祝福!「彼が何より素晴らしいのは…」

2021年03月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「このリーグにおけるトップウインガーのひとり」

3年目を迎えるベルギーで評価を高めている伊東。(C)Getty Images

 現地時間3月7日に行なわれたベルギー・リーグ第29節ヘンク対セルクル・ブルージュ戦でチームの2点目を挙げ、2-0の勝利に貢献した伊東純也。9日に28歳の誕生日を迎えたサムライ戦士に、現地でも祝福の声があがった。

 ベルギー・メディア『VOETBALKRANT』は、「ヘンクのパーティータイム。チームの好調をサポートするジュンヤ・イトウとカルロス・クエスタが誕生日を迎えた」と称えている。

「イトウは28本のローソクを吹き消している。日本人は、今シーズンのヘンクにおいて、絶対的な牙城のひとつ。これまで8ゴール・9アシストを記録し、ヘンクのゴールの約3割に関与している。2019年1月にやって来たイトウは、それ以来、ベルギー・リーグにおけるトップウインガーのひとりだ。日曜日の試合では、マン・オブ・ザ・マッチに選出されている」

 また、元ベルギー代表FWのゲルト・ベルヘイエン氏は、現地紙『Het Nieuwsblad』の取材で、日本人アタッカーについて「セルクル・ブルージュ戦での彼は、日本の新幹線のように止められない存在だった」と絶賛した。
 
「彼の偉大なクオリティーの特長は、すべての動作をフルスピードで行なうことができるし、右サイドでも、左サイドでもその品質が落ちないところにある。今はアタランタに行ったヨアキム・メーレとの関係も素晴らしかったが、無事に新しい相棒も見つけたようだ。ダニエル・ムニョスとの連係は成長し続けている」

 そして、伊東の献身性についても言及した。

「8ゴール・9アシストという記録は、ベルギー・リーグで最も価値のあるプレーヤーの仲間入りをしていると言って間違いない。何よりも素晴らしいのは、彼は、自分自身だけのことを考えているわけでもないのに、こうした数字を記録していることなんだ」

 昨シーズンの5ゴールを上回るペースで得点を積み重ねている伊東は、リーグ3位のヘンクで不動の主力となっている。チームは2位アントワープに2ポイント差と迫る勢いで、レギュラーシーズン後に上位6チームで優勝を争うプレーオフ1へ参加する可能性は高まってきた。

 ヘンクで3年目を迎える伊藤は、加入1年目で優勝を経験し、昨シーズンはチャンピオンズ・リーグ出場も果たした。好調のヘンクを牽引する伊東は、どこまでスコアポイントを積み重ねることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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