「バカげている」クルトワが母国の年間最優秀選手の選考に苦言!「ベルギーでは正しく評価されていない」

2021年03月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アトレティコでの3年はファンタスティックだった」

母国ベルギーでの評価の低さを嘆いたクルトワ。 (C) Getty Images

 メガクラブに在籍する選手は、比類なき重圧にさらされ、評価のハードルも上がる。

 レアル・マドリーに所属するベルギー代表守護神のティボー・クルトワは、母国における自身の扱いに不満があるようだ。

 スペイン紙『Marca』によると、クルトワは母国の『HLN』で「アトレティコ・マドリーでの3年はファンタスティックだった。ベルギー全土から称賛された。年間最優秀スポーツマンに選ばれた」と述べた。

「今は、自分がやることはすべて普通になったと感じている。バジャドリー戦のパフォーマンスは、まるでなかったみたいだ。まるで、世界最大のクラブでハイレベルなプレーを続けていることに、何の価値もないみたいだよ」

【動画】クルトワが古巣に挑む「マドリード・ダービー」を数字でレビュー
 さらに、クルトワは「(ロメル・)ルカクが国外におけるベルギーのベスト選手に選ばれたことは理解できる。彼はふさわしいし、本人にもそう言った。ただ、僕がノミネートもされなかったのはバカげていると思う」と続けた。

「自分はベルギーでよりも、スペインやスペイン以外でもっと評価されていると思う」

"白い巨人"に移籍して2年半。クルトワはマドリー加入当初に批判されたことを、「ツナミを生き延びた」と表現し、ベルギー国内の批評への不満を続けている。

「2020年スーパーカップでは決定的なPKセーブをして勝った。でも『クルトワはルカクほど受賞に値しない。ルカクはつねに代表にいるが、クルトワは何度か欠場した』と言われたんだ。9月のデンマーク戦に行かなかったのは、バカンス明けでしっかり準備する必要があると思ったからなのに」

 自国で正しく評価されていないと感じるクルトワは、ことし夏に延期されたEUROで活躍し、ベルギーの評論家たちを見返すことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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