J開幕戦で“U-18”年代が躍動!驚愕の15歳アタッカーに圧巻のJデビュー弾、17歳がMOM選出の活躍も

2021年03月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

名門のスタメンを飾ったのは…

Jリーグ開幕戦に出場した18歳以下の選手たち。写真は左上から時計回りに。中野(鳥栖)、樺山(横浜)、橋本(東京V)、田中(湘南)、阿野(東京V)、ブワニカ(千葉)。写真:サッカーダイジェスト(中野、樺山、橋本、田中、阿野)、J.LEAGUE PHOTOS(ブワニカ)

 Jリーグの2021年シーズンが2月26日の川崎フロンターレ対横浜F・マリノス戦で開幕。J1、J2の計21試合が行なわれた。その中で決して小さくない存在感を見せていたのが、高卒・昇格組のルーキーたちや、さらには現役高校世代の選手たち。ここでは、彼ら"U-18"年代の活躍ぶりをおさらいしておきたい。

 まず今季のオープニングゲームとなった川崎対横浜戦でスタメンを飾ったのが、横浜の高卒ルーキーである樺山諒乃介だ。"関西のバルセロナ"と称される興國高で技を磨き(※今季興國高から4名が横浜へ入団)、高校1年次から世代別代表に選ばれるなど早くからポテンシャルを高く評価されてきた。川崎戦では、その能力の高さを随所に発揮。キレのあるドリブルを駆使して果敢な仕掛けを見せるなど、素晴らしい勝負度胸を披露した。ハーフタイムで交代となったが、もっとピッチ上で見ていたいと思わせるパフォーマンスだった。

 さらにJ1では、湘南ベルマーレ対サガン鳥栖戦で、両チームに1名ずつ18歳以下の選手がスタメンに名を連ねた。湘南は、3バックの一角を担う田中聡が先発入り。昨季は高校3年ながら2種登録でJ1デビューを飾ると、後半戦でレギュラーに定着。シュツットガルトの先輩、"遠藤航の再来"の呼び声も高く、今季は主軸としての活躍も期待される。

 一方、鳥栖では、やはり昨季14試合に出場してインパクト十分の活躍を見せたDF中野伸哉が同じく3バックの一角でスタメン出場。こちらは一つ下の現役高校3年生で、この試合で17歳6か月10日の開幕戦最年少スタメン出場記録を樹立した。

 拮抗した試合は、鳥栖がPKによる1点をしぶとく守り切り、敵地で白星スタートを切ったが、ともに卓越したパフォーマンスを披露している。田中はポジション取りも良く、インターセプトで相手の攻撃を分断すると、奪った後の正確な縦パスで攻撃面でも貢献。また中野は『サッカーダイジェスト』採点記事においてマン・オブ・ザ・マッチに選出。1対1の対応やビルドアップでも冷静なプレーを見せ、金監督も「3バックの中で一番良かった」とお墨付きを与えている。

【動画】ブワニカ啓太のJリーグデビュー戦ゴール!

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