「まさかこの年齢までプレーするとは」54歳となった三浦知良がFIFAの取材で想いを激白!「コーチになることは…」

2021年02月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「明日かもしれないし、2年後、3年後かもしれない」

オンライン上で誕生日イベントが実施された。(C)YOKOHAMA FC

 2月26日に54歳の誕生日を迎えた横浜FCのFW三浦知良が、FIFA(国際サッカー連盟)のインタビューに応じ、熱き想いを伝えている。

「チームメイトだったラモス瑠偉、中田英寿、ドワイト・ヨーク、パトリック・エムボマ、パク・チソンは全員引退したなか、ミウラは54歳の誕生日を迎え、横浜FCのために奮起している。彼がサントスとプロ契約を結んだとき、日本はまだワールドカップ出場権を獲得しておらず、『We Are The World』がレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞し、マイケル・ジョーダンはNBAで2年目のシーズンを戦っていた」

 そう経歴を紹介されたカズはまず、自身のサッカー人生から振り返っている。

「15歳でブラジルに渡り、18歳でプロ契約を結び、ブラジルのクラブでプレーした。そこで、プロとしての振る舞い方やピッチ上での行動、サッカー選手としての仕事の考え方を学んだ。でも18歳のときは、まさかこの年齢までプレーするとは想像もしていなかった。それができたのは、毎年のようにサッカーに全力を注いできたからだ」

 キャリアは積み重なり、今季でプロ36年目を迎える。新シーズンの契約延長オファーが来た際、迷いはなかったという。
 
「横浜FCからオファーを受けたとき、自分がプレーしたいことは分かっていたので、決断するのに時間はかからなかった。ただ、若い選手と一緒にトレーニングをすることになるので、生半可な気持ちではなく、自分の心と体と相談しながら決断した。

 チームが僕を必要としていなければ契約はできないので、オファーを受けたということは、チームが僕に貢献できるものがあると判断したということ。チームの勝利のために全力を尽くしたいと思っている」

 現役を走り続けるなかで、指導者になるという考えも現時点ではない。

「今の段階でコーチになることは考えていない。そしてサッカーから離れることも考えていない。何らかの形でサッカーに関わることになると思う。いつまでプレーするかは分からない。明日かもしれないし、2年後、3年後かもしれない」

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