「僕はペップに“殺された”」元マンCのアンヘリーニョは古巣の指揮官に恨み節!「二度と望まない」

2021年02月25日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「彼の下で半年間も休んだ。休日はもう十分だったよ」

ライプツィヒで躍動しているアンヘリーニョ(右)。ペップ(左)の下では出番に恵まれなかった。(C)Getty Images

 世界的名将の指導を受けることがプラスになるのは確かだ。ただ、メガクラブで出場機会に恵まれなければ、特に若い選手にとって大きなマイナスになり得る。

 2020年1月にマンチェスター・シティからRBライプツィヒに移籍し、今月になって完全移籍が決まったアンヘリーニョは、ジョゼップ・グアルディオラの下で「殺された」と話している。英公共放送『BBC』が伝えた。

 16歳でシティに加わり、レンタル移籍で複数クラブを転々としたアンヘリーニョは、2019年夏にシティに復帰。だが、出場機会を得られず、半年でドイツに渡ることになった。

 ユリアン・ナーゲルスマン監督率いるRBライプツィヒで、アンヘリーニョは即、定位置を確保。今季も公式戦のほぼすべてで先発出場を果たしている。

 アンヘリーニョは「ペップの下で半年間も休んだ。十分だったよ」と話した。

「二度と望まない。試合に出ていたいんだ。外れたくない。ほとんど出場できていることに感謝している。休日は十分にとった」

 ナーゲルスマンとグアルディオラについて問われると、アンヘリーニョは「ともにボール保持と即時奪回を望む。大きな違いは、片方の監督は僕を信頼して起用し、もう片方は違ったということだ」と答えている。
 
「だから、信頼してくれたユリアンに感謝している。選手を起用する勇気が必要なときもあるんだ。彼は最初の試合からそれをしてくれた」

 さらに、アンヘリーニョは「殺されたよ。自信がすべてなんだ。監督に信頼されなければ、それがすべてなんだよ」と続けた。

「僕はプレシーズンの2試合で評価された。そして、数か月チャンスをもらえなかった。2か月ごとに1試合というのは大変なんだ。だから、それによってここに来て、ユリアンやここのみんなと出会えたことを、今はうれしく思っている」

 アンヘリーニョは「五分五分の経験だったんだ。一方では、ペップから本当に多くを学んだ。ピッチで選手としての僕を向上させてくれた。その経験に感謝しなければいけない」と述べている。

「ただ、もう一方では、望んでいたように、自分に値する出場機会を得ることができなかった」

 ペップ・シティで悔しい思いをしながら、ナーゲルスマンのRBライプツィヒで開花した24歳。果たして彼は、どこまで飛躍できるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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