現地時間２月25日に開催されるヨーロッパリーグ（EL）ラウンド・オブ32の第２レグで、ホームにリールを迎えるアヤックス。16強進出への鍵を握りそうなのが、怪我から復帰を果たしたガーナ代表MFのモハメド・クドゥスだ。

　クドゥスは昨年10月21日、チャンピオンズ・リーグのリバプール戦で右膝半月板を損傷。約４か月の戦線離脱を強いられていた。

　２月13日のヘラクレス戦（エールディビジ第22節）でピッチに戻ってくると、翌節のスパルタ戦では約４か月ぶりとなる先発出場を果たし、ゴールまで奪って見せたのだ。

　現在20歳の俊英は、昨年夏にデンマークのノアシェランから加入すると瞬く間にチームにフィット。高い身体能力を活かしたボール奪取力と、一気に前線へと持ち上がるドリブルが魅力で、攻守に存在感を発揮するセントラルMFだ。

　リール戦では４－３－３のトップ下での起用が予想される。守備面では相手の十八番である高速カウンターを未然に防ぐために前線３枚と連動したプレッシングが、攻撃面ではドリブルでの持ち上がりに加え、ゴール前への飛び出しで決定機に絡むことが求められる。

　アヤックスといえば、今冬にクラブ最高額の移籍金で獲得したFWセバスティアン・アレをELで選手登録し忘れる失態があったものの、第１レグではアウェーで２－１の勝利を収めている。

　０－１で敗戦でもアウェーゴールの差でアヤックスのベスト16進出が決まる第２レグは、日本時間２月26日（金曜日）の午前２時55分にキックオフする。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部