「私とクーマンの言い合いなんて…」バルサの伝説守護神がピケとグリエーズマンの“口喧嘩”に持論!

2021年02月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

全世界に晒された“バトル”

ピケとグリエーズマンの激しいやり取りに往年の名手が持論を口にした。 (C) Getty Images

 大一番で繰り広げられた激しい口論が物議を醸している。

 発端となったのは、現地時間2月16日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16、バルセロナが4-1とパリ・サンジェルマンに大敗を喫した一戦での一コマだ。本拠地カンプ・ノウで一方的に攻め込まれたバルサ。その苦境にディフェンスリーダーのジェラール・ピケが吠えたのがキッカケだった。

 39分、パリSGにCKを許した際にピケは「こんなふざけた長いポゼッションを許すなんて! クソったれだ!」と味方に激怒。これにグリエーズマンが「落ち着けよ。怒鳴るな」となだめようと返答するのだが、ピケはさらに汚い言葉で怒鳴り続けると、グリエーズマンも「なんだよ。失せろよ」とスラングを使って怒りの反論。これにピケも動じずに、「お前こそ失せろ」と、再び侮辱的な言葉を使って言い返したのだ。

 さらにヒートアップした両者の言い合いは続く。グリエーズマンが「怒鳴るなよ」と吠えたのに対して、ピケはスラングを使い続けながら、「俺たちは狂ったように走ってんだよ」と不満を叫び返す。これにグリエーズマンも「俺だって走ってるさ」と言い返し続けた。

 新型コロナウイルス対策のために無観客で開催されたこともあり、全世界に晒されることになったピケとグリエーズマンの"バトル"には、その言葉の汚さもあって、両者の関係性やチーム内の不和など様々なことが報じられた。

【動画】ブチギレたピケにかみついたグリエーズマンとの喧嘩シーンはこちら
 だが、ピケとグリエーズマンのやり取りを「ごく当たり前だ」という声もある。かつてヨハン・クライフ監督が率いたバルサで守護神として活躍した元スペイン代表GKのアンドニ・スビサレッタは、「今みたいな困難な時にピッチ内で、ああいうやり取りをするのは大したことじゃない」と、スペイン紙『El Pais』で次のように明かした。

「たとえば、私とロナルド・クーマンの現役時代の言い合いなんてもっと酷い。あの当時の議論や罵り合いが記録されて、SNSやネットフリックスとかで発信されたら、今よりももっと色々なことを言われるようになると思うよ」

 現地時間2月21日にカディス戦(ラ・リーガ第24節)を迎えるバルサ。今回の騒動による喧騒を払拭するためにも、なんとか勝点3を収めたいところだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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