「これでクボのトップチーム入りが可能だ」マドリーのブラジル代表FWがスペイン国籍取得へ!久保建英“帰還”への追い風と現地注目

2021年02月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーでプレーする瞬間を待っている」

ヴィニシウス(右)が「EU圏外選手」の対象から外れれば、久保にとっては朗報だ。(C)Getty Images

 2019年6月に世界屈指のメガクラブ、レアル・マドリーと契約を結んだ久保建英。現在は、"白い巨人"へのトップチーム入りを目指し、リーガで3つめの武者修行先となるヘタフェで奮闘中だ。

 その19歳のマドリー復帰を阻む最大の障壁とも言えるのが「EU圏外選手枠」だ。現在、リーガ王者の3つの枠は、FWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンのブラジル代表トリオで占められている。

 そんななか、マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、「マドリーはこの夏にヴィニシウスがスペイン国籍を取得すると信じている」と題した記事を掲載。「あと4~6月で国籍を得る見込みだ」と伝えた。

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 そして、最近のパフォーマンスの低下から、放出候補にもあがっているこの快足アタッカーが、「EU圏外選手枠」から外れることで、「マドリーでのキャリアを継続することに近づく」と指摘。さらに、久保の未来にも影響があると伝えた。

「これにより、(ドルトムントにレンタル中の)レイニエールやタケフサ・クボのような選手がチームに入ることが可能になる。どちらも、(EU圏外選手の)枠がないという理由だけで得られなかったチャンスを手にし、トップチームでプレーする瞬間を待っている」

 ライバルとなるレイニエールは、2年のレンタルで移籍したドルトムントで出番を得られずに苦しんでいるだけに、ヴィニシウスのスペイン国籍取得は久保にとって、大きなチャンスだ。この半年間で、ヘタフェで結果を残せるか。それがマドリー復帰のカギとなるのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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