「彼のミスはフィジカルや狡猾さから…」冨安健洋はSBで使うべき!? 元イタリア代表DFが独自見解「別のチームになる」

2021年02月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

新戦力の影響でSBに再コンバート!?

ボローニャで必要不可欠な存在となっている冨安。その起用法を巡る論争にOBが持論を展開した。 (C) Getty Images

 ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、冨安健洋を今シーズンから本職だったCBにコンバートした。だが、昨年末からの直近のリーグ戦8試合のうち5試合で、右SBとしてスタメンに名を連ねている。

 1年目の昨シーズン、右SBとして確かな評価を手にしていた冨安。それだけに「サイドバックで起用し続けるべき」との声が後を絶たない。ボローニャのOBでもある元イタリア代表DFのマルチェッロ・カステッリーニは、CBとしてのパフォーマンスを評価したうえで、右SBとしてチームに好影響を及ぼすと話した。

 カステッリーニは、ミハイロビッチ監督が直近のミラン戦とパルマ戦で、1月に引き抜いた新戦力アダマ・スマオロをダニーロのパートナーとしてCBで起用している現状をふまえ、スマオロの存在が、冨安の右SB起用につながっていると分析した。

 ボローニャ専門サイト『tuttobolognaweb』によると、カステッリーニは地元の番組「Sportoday」で「まだ組んで間もないが、ダニーロとスマオロのコンビはわりと良い。スマオロ加入はポジティブだった」と述べている。

「彼の加入は、トミヤスを安定してサイドに移すのにも重要だった。トミヤスが右サイドにいると、ボローニャはプッシュという点で何かしらを得られる」

【動画】驚愕の60万回再生超え!冨安健洋が披露した華麗なテクニックはこちら

 さらに元イタリア代表DFのレジェンドは、「私はトミヤスをCBと見ている」としたうえで、「だが、現時点で彼が右SBだと、ボローニャは別のチームになるんだ」と続けた。

「CBとしてのトミヤスのミスはとりわけ、エリア内でのフィジカルや狡猾さの観点からのものだった。その観点から、屈強な体格のスマオロは彼の欠点をカバーできる」

 最終ラインの全ポジションをこなせるユーティリティー性に賛辞を寄せるミハイロビッチは、これから冨安をどのように起用していくのか。チームは12日にホームでベネベントと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】驚愕の60万回再生超え!冨安健洋が披露した華麗なテクニックはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事