「去ってほしいなら面と向かって言え!」ジダンが会見で“進退”を問いかけた記者に激怒「その扱いはふさわしくない」

2021年02月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

首位に差を付けられ、連覇が危ぶまれている

昨シーズンはR・マドリーを優勝に導いたジダン監督。今シーズンの不振には思うところがあるようだ。(C)Getty Images

 普段の温厚さとは裏腹に、激しい気性もあわせ持つことは知られている。

 レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督が、2月6日のラ・リーガ第22節ウエスカ戦を前にした会見で、メディアの扱い方に怒りを表した。その様子を米スポーツチャンネル『ESPN』が伝えている。

 コパ・デル・レイで格下相手にまさかの失態を演じたマドリーは、リーガ前節でもレバンテに1-2で敗れ、緊張に包まれている。消化が1試合少ない首位アトレティコ・マドリーには10ポイント差をつけられており、連覇が危ぶまれているところだ。

 今シーズンのジダンは、これまでもたびたび進退が騒がれてきた。新型コロナウイルス感染から復帰を果たし、会見の場に戻ってきた指揮官は、自分やチームを擁護する姿勢ではないかと問われると「本気で言っているのか?」と気色ばんだ。
 
「我々は昨年にラ・リーガを制した。来年はいろいろな物事に手をつけなければいけないだろう。変更があるかもしれない。だが、今シーズンは我々に戦う権利がある。そして優勝したのは昨年だ。10年前じゃない。少し敬意を示してほしい。君(記者)はいろいろなことを言っているが、責任を負うべきだ。私に出ていってほしいなら、私の背後でなく、面と向かって言うべきだ」

 ジダンは「来年は、何かしなければいけないかもしれない。だが、今シーズンはこのスカッドが続けるにふさわしい」と述べた。

「ある日は私が退任する、次の日は続投、次の日に勝てなければまた退任。悪い試合のたびにそれを聞かれる。そういった扱いは私にふさわしくない」

 ただ、岡崎慎司が所属するウエスカとの一戦でポイントを落とせば、さらなる批判は免れない。ジダン・マドリーは、この苦境を乗り越えることができるだろうか。そして、ジダンが来シーズンに言及したことということは、体制が変わることを示しているのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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