「結局は適応に失敗した」南野拓実の駆け込み移籍を韓国メディアはどう伝えた?「19試合で1点では…」

2021年02月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

「買い取りオプションを認めなかったのはポイントだ」

セインツへの期限付き移籍が決まった南野。捲土重来を期す。(C)Getty Images

 冬の移籍期限ぎりぎりでの駆け込み入団だ。

 現地2月1日、プレミアリーグのサウサンプトンはリバプールの日本代表FW南野拓実の獲得を発表した。今シーズン終了までのレンタル契約で、サウサンプトン側は買い取りオプションを希望したものの、リバプールにその要望を却下されたという。

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 今冬は大型移籍が少なかったこともあり、英国内で大きく取り上げられた南野の移籍だが、お隣り韓国のメディアも興味津々だ。ソン・フンミン(トッテナム)の大活躍もあって韓国国内におけるプレミアリーグ人気は圧倒的で、数少ないアジア人プレーヤーである南野の動向も連日のごとく報じられてきた。今回のサウサンプトン行きについては、かなりシビアな見解だ。

 スポーツメディア『news1』は「南野が1年でレンタル移籍」と銘打ち、「結局はリバプールへの適応に失敗した格好だ。ユルゲン・クロップに請われて鳴り物入りで(レッドブル・ザルツブルクから)入団したものの、目に見える結果を残せなかった」と評した。一方で「リバプールが買い取りオプションを認めなかったのはポイントだ。日本人ストライカーにはまだ、リバプールでの居場所が用意されているのかもしれない」と続けた。
 

 ポータルサイトの『Inter Football』も「1年の挑戦は失敗」と綴り、「数字が雄弁に物語っている。彼はこの1年でプレミアリーグ19試合に出場してわずか1得点しか挙げていない。そのうち15試合が途中出場だとしても、これでは評価に値しない」と論じる。「サウサンプトンは現在11位。上位進出の可能性を感じさせるチームでレギュラーの座を掴み、活躍できれば道も開ける」とポジティブに捉え、「吉田麻也(サンプドリア)が長く在籍したクラブだ。日本人選手への対応はお手の物だろう」と付け加えた。

 そして両メディアともに、「南野は我々にとって最適なプレーヤーだ。良質な攻撃のオプションになってくれると期待している」というサウサンプトンの指揮官、ラルフ・ハーゼンヒュットルのコメントも紹介している。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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