【町田|新体制】3か年計画の2年目へ、強化方針は“年齢バランス改善”。GMは補強に自信「狙いをほぼほぼ達成できた」

2021年01月23日 郡司 聡

人材が乏しかった中堅層に有力選手を獲得

今オフは年齢バランス改善を方針に掲げ選手を補強。会見の最後にはドゥドゥ獲得が発表された。※写真は新加入選手発表会のスクリーンショット

 町田は1月23日、2021シーズンの新加入選手会見をオンラインで実施した。

「3年以内でJ1を目指せるチーム作り」を掲げた3か年計画の2年目を迎える町田は、19位に終わった昨季のチーム編成を顧みたうえで、強化部は年齢バランスの改善を今オフの強化方針に据えたという。

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 ベテラン、中堅、若手の3グループに大別し、昨季は人材が乏しかった中堅層に、太田修介、三鬼海といった「働き盛り」(唐井直GM)と言える有力選手を獲得。また上の年齢層という括りでは、大ベテランの鄭大世に始まり、長谷川アーリアジャスール、高橋祥平といった30歳前後である「百戦錬磨の本格派」(唐井GM)を加え、戦力増強を果たした。
 
 町田にとって、今季は節目のシーズン。春先にはホームのGスタ(町田GIONスタジアム)が約1万5000人を収容するJ1規格のスタジアムに生まれ変わり、また夏には待望のクラブハウスも完成する。このようにインフラが整うなか、今オフの町田は本気でJ1を目指す気概を示す意味でも、積極的な補強策を敢行したと言えるだろう。

 そしてオンライン会見の最後にはサプライズが待っていた。昨季まで甲府で10番を背負っていたドゥドゥの獲得を発表。チーム強化を主導してきた唐井GMは「競争力を高めようと臨んだなかで、狙いをほぼほぼ達成できた」と話し、今季のチーム編成に自信を覗かせた。

取材・文●郡司 聡(フリーライター)
 

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