【新潟|新体制】アルベルト体制2年目で目指すは攻撃的なスタイルの熟成!指揮官は補強に手応え

2021年01月21日 サッカーダイジェスト編集部

「我々のスタイルに素早く適応できる選手を獲得した」

新体制発表会はオンラインで実施。下段左から、星、小見、三戸、中野代表取締役社長、寺川強化部長、高、谷口、藤原。上段左から、松橋コーチ、鈴木、千葉、遠藤、池澤テクニカルコーチ。写真提供:アルビレックス新潟

 2021年のアルビレックス新潟が1月20日、始動した。新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、オンラインでの開催となった新体制会見は、YouTubeでもライブ配信され、サポーターにダイレクトに届けられた。

 会見には中野幸夫社長、寺川能人強化部長、新たに加わる9選手、コーチングスタッフ2名が出席。アルベルト監督は新潟の自宅からオンラインでの参加となった。

 昨季、アルベルト監督の下、ボールを大事にする攻撃サッカーを掲げたチームは、夏の補強も噛み合い、シーズン中盤には質の高いサッカーを展開できた時期もあった。しかし怪我や不祥事で主力の離脱が相次ぎ、シーズン終盤は失速。7戦未勝利で終えた。

 成長著しいFW渡邉新太、DF新井直人がJ1に活躍の場を求めてチームを去った他、夏に加入してチーム最多の9得点を挙げたFW鄭大世も契約満了に。また7得点・7アシストのMF本間至恩の去就も流動的だ。
 

 しかしアルベルト監督は、「中心選手の多くが残り、ベースはすでに構築されている」と新編成について満足そうに話した。フィニッシュに関わる選手が大きく入れ替わるが、新加入のFW鈴木孝司はJ1からJ3でのプレー経験があり、FW谷口海斗は昨季のJ3得点王と実績十分。鈴木は「たくさん点を取ってチームの勝利に貢献したい」と自信をのぞかせる。

 ボール奪取力と展開力のあるMF高宇洋をボランチに補強し、両SB候補としても推進力のあるMF藤原奏哉、DF星雄次を獲得。DF遠藤凌、MF三戸舜介、FW小見洋太のルーキーらも、アルベルト監督の目指す攻撃サッカーで一日も早く躍動することを誓ってくれた。そして10年ぶりに復帰のDF千葉和彦は、変わらぬ明るいキャラクターで会見の雰囲気を華やかにしていた。

 今季のチームのポイントは、攻撃的なスタイルをより高いレベルで発揮し、継続できるかにある。「我々のスタイルに素早く適応できる選手を獲得した」というアルベルト監督の下、チームづくりは25日からの高知キャンプでスタートする。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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