現地時間１月18日に行なわれたセリエA18節で、ミランはカリアリを２-０で撃破。首位をがっちり堅持した。この試合で圧巻の輝きを放ったのが、帰還した大エースだ。

　11月下旬から筋肉系の怪我で欠場していたが、前節のトリノ戦で85分から途中出場し、今節でついに先発復帰を果たしたズラタン・イブラヒモビッチ。ショーの幕開けは開始わずか７分だった。

　スルーパスに反応して一気に抜け出すと、相手のファウルを誘発してPKを獲得。自らキッカーを務め、GKの逆をつくシュートで鮮やかにネットを揺らす。さらに52分にも、ダビデ・カラブリアが自陣からゴール前に放り込んだボールに反応し、最後は左足での強烈な一撃でフィニッシュ。先発復帰戦で今シーズン５度目のドッピエッタ（１試合２ゴール）を達成してみせたのだ。

【動画】「神帰還」先発復帰のイブラが達成した今季５度目のドッピエッタはこちら
 

　さすがとしか言いようがない"スウェーデンの王"の活躍に、ファンも興奮。SNS上では賛辞が続々と寄せられている。

「神帰還」
「年々良くなっていく」
「まるで上質なワインだ」
「この男は2ヶ月間も休んでいたのに」
「イブラは人じゃない」
「最も神に近い人類だ」
「ミランがタイトルを獲得すれば、バロンドールにノミネートされなければならない」

　ステーファノ・ピオーリ監督も試合後の会見で「イブラは全てにおいてチャンピオン。彼は今でも私を驚かせてくれる」と称えたように、今年40歳になる男にとって、衰えは全く無縁なようだ。

　なお、データサイト『Opta』によると、イブラヒモビッチは今節のゴールで、欧州５大リーグでは自身初の先発９試合連続ゴールとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部