【磐田|新体制】「不安よりは楽しみ」を感じながら“ナンバーワン”でJ1復帰を目指す

2021年01月17日 サッカーダイジェスト編集部

今季のスローガンは『UNITE FOR WIN 集結せよ、勝利のために!』

前列左から鈴木雄斗、鈴木政一監督、大津祐樹。後列左から鹿沼直生、加藤智陽。写真提供:ジュビロ磐田

 J2のジュビロ磐田は1月17日、オンラインでの新体制発表記者会見を実施した。

 冒頭で、小野勝代表取締役社長は「今年は必ずJ1に復帰する」と宣言し、今季のスローガンを発表。2021年シーズンは『UNITE FOR WIN 集結せよ、勝利のために!』を掲げて戦う。

 今季の強化方針については、「勝ちにこだわるという視点に基づいて」チーム強化を進めてきた。

「ポイントになったのは得点力のアップ。それを見越して今回のメンバーを選び、それともうひとつは、バランスのとれたチーム。若手、中堅、ベテラン、ポジション別にも年齢的にも、バランスのとれたチーム作りを目指して、1年間戦っていける体制が整えられた」(小野代表取締役社長)

 現時点での新戦力は6人。「去年のチームをベースとして、特に攻撃のところでプラスだったり、オプションが増える選手を中心に補強しました」(鈴木秀人強化部長)。さらに、今も獲得交渉を進めている外国籍選手がいることも明らかにされ、メンバーはさらに増える予定だ。

 昨季に引き続き、指揮を執る鈴木政一監督は、昇格を逃した昨季を振り返り、「こういう結果になったことに関して深く反省しています」と神妙に語る。それでも一定の手応えを感じているようで、「チーム、選手も、非常にレベルの高いチームになりつつある」と語る。18日からチームは始動するが、「現段階では不安よりは、楽しみを持ったなかでスタートできることに感謝しています」という心境だ。

 また今季はクラブのレジェンドでもある中山雅史がコーチとして入閣。指揮官は「サッカーとは、個々の特長をどう組み合わせて、高いチーム力に持っていくか。これは我々、指導スタッフも一緒だと思っています」という部分を前提とし、「当然、みんな特長を持ったなかで、良いもの、ずば抜けた才能を持っているものを、どう組み合わせるかで、選手に良い刺激を、良い準備を与えることができるか。それを踏まえて、彼のメンタル面も含めて、課題の得点力につなげていければということで、彼が来てくれることに関しては本当に大きい」と期待を寄せた。
 
 かつての黄金時代を築いた鈴木監督は再び、チームに栄光をもたらすことができるか。「ナンバーワンが大きな目標になる。最低でも2位以内で自動的に昇格するというところをしっかりと目線に入れて、選手、スタッフ、一体となって戦っていきたい」と気合いを入れる。

 目指すべきスタイルは"クリエイティブでアグレッシブな攻撃サッカー"。今季もチーム一丸となって、目標に向かって邁進する。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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