「もう一度成功したい…」“戦力外”エジルのフェネルバフチェ移籍が正式決定! 7年半在籍したアーセナルをついに離れる

2021年01月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

アーセナルでは事実上の“追放”を受ける

イスタンブール空港で歓迎を受けるエジル。 (C) Getty Images

 長く燻っていたアーセナルのナンバー10がついにノースロンドンを離れた。

 現地時間1月24日、アーセナルは元ドイツ代表MFのメスト・エジルの移籍でフェネルバフチェと合意したと正式に発表した。

 現在32歳のエジルは、2013年の夏にレアル・マドリーから入団して以来、長らくアーセナルの絶対的司令塔に君臨してきた。だが、ここ数シーズンは低調なパフォーマンスが続き、徐々に存在感が低下。今シーズンはプレミアリーグとヨーロッパリーグの登録メンバーから外され、事実上の"追放"を受けていた。

 かねてから自身のルーツでもあるトルコでのプレーを希望していたエジルへ熱心にアプローチをしていたフェネルバフチェは、800万ユーロ(約10億円)の年俸の支払いが障壁とされてきたが、選手側が譲歩したことで、交渉にケリをつけたようだ。
 
 ついに自らの"夢"を叶え、飼い殺しにされていたノースロンドンを離れることになったエジルは、フェネルバフチェの公式サイトで、心境を打ち明けている。

「とても興奮しているよ。いつもフェネルバフチェでプレーすることは僕の夢だったし、それが叶ったんだ。早くこのユニホームを着たいし、もう一度、仲間たちと一緒に成功したいと思っている」

 また、エジルはアーセナルの公式サイトでは、愛着のあったクラブへの想いを綴っている。

「この7年半、素晴らしい冒険をさせてくれたアーセナルに感謝したい。チームとファンのサポートは信じられないぐらいに最高だった。一生ものだ。共に数年ぶりのタイトルを掴み、一生の思い出を作った。このクラブとファンは永遠に僕の心の中にいる」

 昨年3月のウェストハム戦以来、実戦でプレーしていなかっただけに、コンディションや試合勘が気になるところだが、実績十分のレフティは、溜まった鬱憤を新天地で爆発させられるのか――。キャリア再生をかけたチャレンジに注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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