【移籍市場超速報】コロンビア代表アルメロがミラン退団、フラメンゴへ & バルサ行きが噂されたあの人物は…

2015年04月09日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

アルメロの保有権は引き続きウディネーゼに。

ブラジルW杯で活躍し、昨夏ミランに移籍したアルメロだが、チームに適応できず早々に戦力外の扱いに。フラメンゴで出直しを図る。 (C) Getty Images

【ミラン】アルメロ、フラメンゴと契約のためブラジルへ
 
 今シーズン、ウディネーゼからミランにレンタルされてプレーしたコロンビア代表左SBパブロ・アルメロは、イタリアを後にしてブラジルで新たなキャリアの1ページを記そうとしている。
 
 4月8日にミラノを発ってブラジルに向っており、到着後はフラメンゴとの契約にサインする見通し。保有権は引き続きウディネーゼが持っているためレンタル移籍の形態となる。
 
【ベティス】バルサ行きも噂された元フィオレンティーナTDをSDに迎える
 
 スペイン2部のベティスは4月8日、フィオレンティーナで過去3年半に渡ってテクニカルディレクターを務めたエドアルド・マシアを、スポーツディレクターとして迎えたことを発表した。契約は4年。
 
 マシアは昨秋、辞任したバルセロナのアンドニ・スビサレータSDの後任として名前が挙がったが、合意には達しなかった。
 
 なぜ2部のベティスを選んだかについて、本人は次のようにコメントしている。
 
「私のキャリアにとっては大きなチャレンジになる。クラブの謙虚な姿勢、そして強い意欲に心を打たれた。ひとりのスペイン人として、ベティスのために働けることを誇りに思っている。目標は、長期的に安定して成長できるクラブを築くこと。サッカーにおいて継続性は何よりも重要であり、そのためにはしっかりした土台が必要だ。まずは1部復帰を果たして、そこから大きな未来を築くために仕事を進めたい」
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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