「C・ロナウドという若者を売り込まれた」元バルサ会長が衝撃告白!獲得しなかった理由とは?

2021年01月14日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ユナイテッドよりも安い金額で…

18歳でマンUに引き抜かれたC・ロナウドだが、バルサに行く可能性もあったようだ。(C)Getty Images

「もし」を言い始めれば、キリがない。だが、想像するのは自由だ。もし、クリスチアーノ・ロナウドがバルセロナに移籍していたら、サッカー界はどうなっていたのだろう。

 約18年前に、その可能性は現実に存在していた。スペイン紙『Marca』によると、当時のバルセロナを率いていたジョアン・ラポルタ会長が、C・ロナウドを売り込まれたと明かしている。

 記事によると、現在もバルセロナ会長選に立候補しているラポルタは、ツイッターでのインタビューで「われわれはロナウジーニョとラファエル・マルケスを獲得するところだった」と振り返った。

「マルケスの周辺から、C・ロナウドという名の若者を獲らないかと勧められた。当時、彼はスポルティングに所属していた」

【動画】C・ロナウドが最新試合決めた見事なトラップからの今季15点目
 ラポルタは「代理人のひとりから『1900万ユーロ(約23億8000万円)でマンチェスター・ユナイテッドに売ろうとしているが、あなたたちなら1700万ユーロ(約21億3000万円)だ』と言われたんだよ」と続けている。

「だが、われわれはすでにロナウジーニョに投資しようとしていた。当時、C・ロナウドは中央よりもサイドでプレーしていたし、われわれはロナウジーニョの獲得でそのポジションは十分カバーできたと考えていたんだ。それでC・ロナウドを獲得しなかった。そして、それを後悔してはいない」

 その後の歴史は、周知のとおりだ。ロナウジーニョはバルサでキャリア最高の時期を過ごした。彼がいなければ、リオネル・メッシの運命も変わっていた可能性がある。ラポルタが獲得に動いていれば、のちにC・ロナウドがレアル・マドリーで黄金期を築くこともなかったかもしれない。

 つまり、近年のサッカー界が、大きく異なるものになっていたかもしれないのだ。「もし」を言い始めれば、キリがない。だが、考えずにはいられないというファンも少なくないのではないだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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