現地時間１月11日に開催されたラ・リーガ第18節で、久保建英がレンタルで加入したヘタフェが、エルチェとアウェーで対戦。３－１の快勝を飾った。

　３日前に移籍が決定したばかりの久保は、一度もチーム練習に参加していないにもかかわらず、いきなりのベンチ入り。そして１－１で迎えた64分にネマニャ・マクシモビッチに代わってピッチに送り込まれる。

　すると、その５分後だった。右サイドハーフに入った久保はドリブルで仕掛けて、エリア内に侵入し、左足で強烈なシュート。GKは弾いたところをFWハイメ・マタが詰めて逆転ゴールとなる。

　さらに84分にも右サイドから仕掛けてクロス。これに反応したアンヘル・ロドリゲスがファウル受けてPKを獲得し、このベテランストライカーが自らダメ押し点を叩き込んだ。

【動画】２点に絡む大活躍！ヘタフェ久保建英の圧巻デビュー戦はこちら

　ぶっつけ本番のデビュー戦で２点に絡んだ久保を現地メディアも高く評価。全国紙『AS』は、この試合のマッチレポートに「クボがヘタフェに革命を起こす」と見出しをつけ、次のように綴っている。

「町には新しい青年がいる。名前はクボで、正面玄関から堂々とヘタフェに入った。この日本人選手は、チームのトレーニングセッションに参加しなかったにもかかわらず、65分から登場し、プレゼンテーションとして素晴らしいプレーをした」

　まずは、上々のデビューを飾った久保。新天地での活躍に期待を抱かせる初戦となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部