「誰もリバプールに行きたがらない」南野拓実の起用法も影響!? 伊移籍専門記者がマーケットの裏話を告白

2021年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「リバプールに来たがらない」理由とは?

コンスタントに出場機会を得られていない南野の起用法がチームの補強に影響するのかもしれない。 (C) Getty Images

 リバプールの補強に関する気になる情報が舞い込んできた。

 伊衛星放送『Sky Italia』の移籍専門記者で、移籍市場のエキスパートとして知られるファブリツィオ・ロマーノ記者は、現地時間1月11日に自身のポッドキャスト番組『Here We Go』で、昨今のマーケットにおける"裏話"を明らかにした。

「今は多くの選手たちがリバプールに移籍したがらない」

 リバプールは昨夏にウォルバーハンプトンからディオゴ・ジョッタ、バイエルンからチアゴ・アルカンタラなどを引き抜くなど、新戦力の拡充を成功させているが、一体なぜロマーノ記者は、レッズ入りを拒む選手が多いと語ったのか。そのワケを次のように説いている。

「新加入した選手の大半は、怪我や疲労が蓄積した大物選手たちがチームに戻ってくるまでに5~7試合ほどのプレーはできる。だが、それ以降はずっとベンチにいることになるんだ。リバプールもその起用法について『チャンスが来れば、問題ないだろう』と改めようとはしていない」
 
 実際、サブ組の現状は、ロマーノ記者の分析を裏付けるものとなっている。南野拓実やディボック・オリギ、ジェルダン・シャキリは、モハメド・サラーやロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネに比べ、調子が上向きでもベンチを温める日々を送っている。

 とくに南野は、クリスタル・パレス戦でプレミアリーグ初ゴールという結果を出していながら、以降3試合で起用されずに"待望論"が噴出したほどだった。

 即戦力として獲得されたジョッタやチアゴのような例外もあるが、リバプールで新戦力が得られるチャンスの少なさは、長期離脱中のフィルジル・ファン・ダイクなど負傷者が相次いでいる守備陣のテコ入れが急務と言われる1月の移籍市場で小さくない影響を及ぼすかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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