「普通の人間でいたい」稀代の大スターであるメッシが語った“苦しみ”とは?「映画館やレストランで…」

2020年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

去就も注目される男が語った本音

その言動が周囲を賑わせるメッシがスターとしての辛さを口にした。 (C) Getty Images

 文字通り一挙手一投足が世間の注目を集め、たった一言が世界を賑わせる――。バルセロナの大黒柱であるリオネル・メッシは、そんなスターとしての宿命を背負っている。

「本当のところを言えば、このクラブには明確なプロジェクトがない」と上層部を叱咤してバルサ退団に揺れた今夏は、メディアからの痛烈な批判にも苛まれもした。

 来夏の契約満了を前に、来る1月には他クラブとの自由な交渉が可能となるメッシ。それだけに再び去就に関する報道が過熱するのは必至だ。
 
 そうした周囲の喧騒に稀代のクラックも、精神的な限界が来ているのかもしれない。スペインの民放『La Sexta』の人気番組「Lo de Evole」の内容をアルゼンチン紙『Ole』が伝えたところによると、自身の心境を次のように語ったという。

「僕が生きてきたなかで、あらゆることに特権があったのは本当だ。だけど、時には匿名の、普通の人間として、買い物だったり、映画館とかレストランで普通に楽しみたい時があるよ。とくに子どもたちと一緒にいる時は誰にも気づかれずにいたいと思うね」

 バルセロナのエース、そしてディエゴ・マラドーナの後継者たるアルゼンチンの10番として、世界中から羨望の眼差しや嫉妬を受けてきたメッシ。その計り知れないプレッシャーに嫌気がさすこともあるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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