「夏にとても酷い時期を過ごし…」メッシはなぜシーズン序盤に不調だったのか?胸中を明かす

2020年12月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

10月のリーグ戦では5試合ノーゴール

メッシが夏の移籍騒動について語った。(C) Getty Images

 子どものころから過ごし、大きな愛を注ぐクラブからの移籍を志願した影響は、やはり避けられなかったということか。だが、リオネル・メッシはすでに切り替えたと話している。

 クラブ上層部との関係悪化が騒がれてきたメッシは、8月にブロファックス(スペインの内容証明郵便)でバルセロナに移籍を志願した。恩師のジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティへの移籍に向かっていたとみられる。

 契約解除金を巡る認識の違いなどもあり、最終的にメッシは1年の契約が残るバルサに残ることを決断した。しかし、シーズン序盤は、去就を巡るゴタゴタがメッシのパフォーマンスを揺らがせた。
 
 ラ・リーガ開幕戦こそ得点とアシストを記録したが、10月のリーグ戦では5試合ノーゴールだったメッシは、『La Sexta』のインタビューで「夏にとても酷い時期を過ごしたのは事実だ」と話した(米スポーツチャンネル『ESPN』より)。

「それは、夏の前にあったすべてのことによる。シーズンの終わり方、ブロファックスなどすべて。それを少しシーズン開幕にも引きずってしまったんだ」

 しかし、11月以降はリーグ戦7試合で5得点を挙げている。メッシは「正直、今は大丈夫だ」と、すでに"スランプ"は抜け出したと述べた。

「今は好調だ。僕らの前にあるすべてを真剣に競うためにモチベーションを感じている。ワクワクしている」

 不和が騒がれていたジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は辞任し、クラブは1月に会長選を控えている。上層部不在のなか、チームはリーガで5位に甘んじている。

 メッシは「クラブもチームも難しい時期を過ごしているのは分かっている」と話した。

「それが、バルセロナを巡るすべてを難しくしている。でも、僕はモチベーションを感じているよ」

 現時点では、今シーズンがバルサでのラストシーズンとなる可能性もある。メッシの「モチベーション」は、どのような夏につながるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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