【J1採点&寸評】柏2-3川崎|王者が後半に3点を連取し逆転勝利! 2ゴールを挙げた家長を最高評価

2020年12月20日 鈴木潤

柏――一時は2点をリードも逆転負け

【警告】柏=大南(27分) 川崎=長谷川(21分)、山村(41分)、守田(90+7分)
【退場】柏=なし 川崎=なし
【MAN OF THE MATCH】家長昭博(川崎)

[J1リーグ34節]柏2-3川崎/12月19日(土)/三協フロンテア柏スタジアム

【チーム採点・寸評】
柏 5.5
前半は守備が機能し、出足鋭いインターセプトからカウンターでチャンスを作った。一時は2点をリードしたが、徐々にペースを握った川崎の圧力に耐えきれずに後半は3失点。逆転負けを喫した。

【柏|採点・寸評】
GK
17 キム・スンギュ 
好セーブも見られたが、55分のイージーなキックミスが2失点目につながる。試合の流れを大きく左右した痛恨のプレーだった。

DF
13 北爪健吾 6
前半から積極的な攻撃参加を見せた。2得点目は登里への執拗なチェイシングでボールを奪い取り、セカンドボールにも反応して瀬川の得点をアシストした。

25 大南拓磨 5.5
ゴール前に入ってきたクロスに対するクリアや、身体を張ったシュートブロック、カバーリングで存在感は見せた。81分の失点は、チームとしてボールの失い方自体が問題だったが、大南が前に出ていったことで生じた背後のスペースを家長に突かれてしまった。

50 山下達也 6
後方から絶え間ないコーチングで守備陣とボランチを動かし、川崎の攻撃に応戦。L・ダミアンとは球際で激しいバトルを繰り広げた。

4 古賀太陽 5.5
ビルドアップでは配球役になり、守備でも前半は出足の良いカットが見られたが、後半は家長の対応に苦しんだ。後半アディショナルタイムのビッグチャンスのシュートは惜しくもサイドネットへ逸れた。
 
MF
7 大谷秀和 5.579OUT
前半は三原とともにフィルターの役目を果たすも、川崎がペースを握ると、ともに守備に追われ奪ったボールを展開できなくなっていった。

27 三原雅俊 5.5
セカンドボールへの対応は早かったが、相手の素早いプレッシャーを受けたことで何度か引っかかる場面も見られた。

10 江坂 任 5.5(64分OUT)
ボールを持って前を向いた際には守田や田中の激しい潰しに遭い、普段のアクセントとなる効果的な攻撃を繰り出せなかった。川崎のCKでは、先に跳ばれた家長に反撃の1点を返された。

18 瀬川祐輔 6(79分OUT)
守備では食いついて背後を取られる場面もあったが、前半までのウィングバックからサイドハーフにポジションを移し、46分には鮮やかな追加点を決めた。
 

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