「クボを手放すのも手段だ」主軸MFの長期離脱が久保建英の去就に影響か。「戯言を終わらせられる」

2020年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「興味深いワイルドカード」として挙げた策が…

イボーラとともにここまで全試合に出場してきた久保だが…。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現地時間12月13日に開催されたラ・リーガ第13節で、久保建英が所属するビジャレアルは、ベティスと敵地で対戦。1-1のドローに終わっている。

 この試合で、ビジャレアルは、MFビセンテ・イボーラ、左SBのベルビス・エストゥピニャン、そしてイボーラに代わって入ったフランシス・コクランと、なんと3人が負傷交代。なかでも深刻だったのがイボーラだ。

 セビージャ時代も共闘したウナイ・エメリ監督の愛弟子で、ここまで久保と並んで公式戦全試合に出場していた大型MFは左膝の前十字靭帯断裂の重傷を負い、『AS』紙によれば今シーズン絶望の見込みだという。

 これを受けて、ビジャレアルの専門サイト『Villarreal USA』は、このアンカーの穴をどう埋めるかについて考察している。

 コクランの起用、ともにCBのバックアッパーであるラミーロ・フネス・モリかファン・フォイのコンバートに次いで、「興味深いワイルドカード」として挙げた策がサンティアゴ・カセレスのレンタルバックだ。このアルゼンチン人MFのクラブ・アメリカへのローン期間は今月末までになっているという。

【動画】久保建英が披露した"芸術的な足裏パス"はこちら
 そこで問題となるのが、「EU圏外選手枠」だ。記事によれば、現在ビジャレアルのそれは、久保、カルロス・バック、フネス・モリで埋められており、「カセレスを復帰させるのあれば、3人のうちの誰かを手放さなければならない」という。『Villarreal USA』は、次のように続けている。

「レアル・マドリーと同意してクボのローンをキャンセルし、彼を他の場所に行かせれば、いくらかの給料とローン料を節約できる。そして、『なぜもっと彼を使わないんだ』というマドリー・ファンからの戯言も終わらせることができる」

 ここにきて冬の移籍話が再熱している久保。イボーラの怪我がその去就に影響を及ぼすのか。今後の動向を見守りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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