【J1採点&寸評】FC東京1-0広島|若手選手たちが躍動!MOMは投入直後からゲームを一変させたドリブラー

2020年12月13日 渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

FC東京――三田や丹羽らベテランが若手主体のチームを牽引

【警告】FC東京=なし 広島=なし
【退場】FC東京=なし 広島=なし
【MAN OF THE MATCH】紺野和也(FC東京)

[J1リーグ31節]FC東京1-0広島/12月12日(土)/味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5

平均年齢23.8歳の若手主体のメンバーで挑む。前半は想像以上に広島に苦しめられた印象だが、選手交代で流れを変え、勝負所で両SBが攻撃参加し得点を得る。守備陣の奮闘やベテラン選手たちの気の利いたプレーもあって、広島の反撃も抑え切る。帰国後初戦で、ACLでの成長を感じさせるような価値ある勝利を収めた。

【FC東京|採点・寸評】
GK
13 波多野豪 7

3分のD・ヴィエイラのヘディングシュートのセーブをはじめ、69分の木村のあわやオウンゴールという場面でもしっかりと身体に当てて防ぐ。最後の砦としてゴール前に立ちはだかった。

DF
22 中村拓海 6

攻め上がりのランニング、ドリブル、パスセンスと随所で能力の高さを発揮していた。ミスとまでは呼べないが、DF間のパスのズレが時折見られ、集中力の持続が課題か。

47 木村誠二 6
57分のD・ヴィエイラの至近距離からのシュートをブロック。チャンスを作られる場面も多かったが、落ち着きを失わず、最後の部分ではしっかりと守り切った。
 
5 丹羽大輝 6.5
若手が多数出場していたチームをピッチ上に響き渡る声でよく鼓舞した。63分の柏のシュートも身体を張ってブロック。古巣相手に闘志あふれるプレーを披露した。

37 中村帆高 6.5
逆サイドからの攻撃が多く、前半から「クロスまで行ったときにマイナスの部分が空く」のを見逃さず、65分に攻め上がり左足を一閃。ゴールネット上部に突き刺さるシュートでJ初得点をマーク。

MF
44 品田愛斗 6

相手の巧妙さもあって、アンカーを務めた自身の両サイドが狙われ、守備には手を焼いていた。それでもひとたびボールを持てば絶妙な配球を連発し、大器の片鱗を見せていた。

28 内田宅哉 6
紺野の浮き球に反応して三田に繋ぎ決勝弾に絡む。精力的に走り回り、終盤には足を攣るが最後までピッチに立った。

7 三田啓貴 7(85分OUT)
キャプテンマークを巻いてプレー。劣勢の前半から攻守で精力的に働き、そのプレーでチームを牽引した。中村帆高のJ初ゴールもアシスト。
 

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