「日本人を待っている」久保建英の新天地にヘタフェが急浮上!柴崎岳を“干した”指揮官がまさかの懇願か「マドリーは現状に落胆」

2020年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

決定権はビジャレアル側にある

公式戦全試合に出場している久保だが、リーガでのスタメンは一度だけだ。(C) Getty Images

 ビジャレアルの久保建英は、ここまで公式戦17試合に出場している。だが、ヨーロッパリーグでは全5試合でスタメン入りを果たしている一方、ラ・リーガでは12試合で先発はわずか1度のみ。そのため、保有元であるレアル・マドリー寄りのメディアは、ウナイ・エメリ監督の起用法を批判したり、レンタル打ち切りの可能性をしきりに報じたりと、ビジャレアルにプレッシャーを掛けている。

 レンタルが中断した場合の新たな移籍先候補として、レアル・ソシエダ、バジャドリー、バレンシア、ベティスなどが挙がっていたが、ここにきて新たな名前が急浮上した。12月12日にスペイン全国紙の『MARCA』が伝えたところによれば、ヘタフェが冬の移籍市場で久保の獲得を狙っているという。

「久保とレアル・マドリーは逃げ道を探し、ヘタフェは日本人を待っている」と題した記事で、『MARCA』紙は「マドリーの上層部は、ビジャレアルでのレンタル中に日本人の存在感がはるかに高まることを期待した。だが、思ったよりプレーできておらず、落胆している」と報道。ヘタフェのホセ・ボルダラス監督が「何が起きるか待っている」としている。

【動画】「なぜだ?」久保建英にエメリ監督が激怒したシーンはこちら
 マドリー側は「クボがまもなくファーストチームに加わり、重要な役割を果たすと考えている」が、そのためにはもっとプレーする必要があると考えているようだ。だが、あくまで決定権は6月30日までレンタル契約を結んでいるビジャレアル側にあるという。

 ヘタフェは「長年クボを注視していた」ようだが、ボルダラス監督のサッカーは、凄まじいハードワークを基盤にしたソリッドな守備が特徴で、"武闘派"を好むことで知られている。柴崎岳(現レガネス)にほとんどチャンスを与えず、"干した"のも記憶に新しいところだ。

 創造性のあるプレーを得意とし、フィジカル的に強いとは言えない久保は、指揮官の好みとは真逆にも思えるが、あえて足りない部分を補いたいという思惑なのか。今後の展開に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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