曺貴裁氏が京都の来季監督に決定! 「ここ京都は自分が生まれ育った町で…」

2020年12月09日 サッカーダイジェスト編集部

パワハラの処分は10月4日に解除

生まれ故郷の京都で指揮を執ることが決まった曺氏。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 12月9日、J2の京都サンガF.C.は来季の監督に曺貴裁氏の就任が決まったことを発表した。今季から指揮を執る實好礼忠監督は今季限りでの退任が決定している。

 曺氏は2012年より湘南の監督に就任し、14、17年にチームをJ2優勝に導く。さらに18年にはルヴァンカップを制覇。ただ、昨年にコーチングスタッフや選手へのパワーハラスメント行為が認定され、S級ライセンスの1年間停止処分を受けていた。

 その後は流通経済大学サッカー部のコーチとして大学生の指導に励み、今年の10月4日に処分が解除されていた。
 
 就任に関しての曺氏のコメント以下。

「来季から、京都サンガF.C.の監督に就任いたします曺貴裁です。まず初めに、昨年、自分が起こしてしまったハラスメント行為に関して、深くお詫び申し上げます。ハラスメント行為により1年間のS 級ライセンス停止を受けたにもかかわらず、この度、ありがたいオファーを京都サンガF.C.からいただきました。

 ここ京都は自分が生まれ育った町です。そのクラブから一緒に高みを目指していこうと言葉を掛けていただいたことはこのうえない喜びです。この1年で学んだ、スタッフ・選手一人ひとりの気持ちや想いの深い部分まで理解する姿勢を大切にしながら、京都の皆さんとともに、スタッフ・選手全員と一緒にサッカーそのものの楽しさや素晴らしさをとことん追求し、繰り広げるフットボールに歓喜する瞬間をたくさん見せ続ける、これこそが、全身全霊をかけて、成し遂げなければならない最大のミッションだと感じています。

 京都のフットボールを、皆さんと一緒に世界へ近づける。この夢をかなえるために一生懸命頑張ってまいります」

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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