「言い訳にならない」久保建英らの決定機逸に同僚MFが苦言「決める必要があった」

2020年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

3試合連続のドローに終わり…

エルチェ戦後にイボーラ(右)が久保らの逸機シーンに言及した。(C) Getty Images

 現地時間12月6日に開催されたラ・リーガ第12節で、久保建英が所属するビジャレアルが昇格組のエルチェとホームゲームで対戦。スコアレスドローに終わり、リーガでは3戦連続の引き分けとなった。

 前半はいい形を作れず、枠内シュート0本に終わったビジャレアルは、ハーフタイムにサミュエル・チュクウェゼとアレックス・バエナを下げて久保とパコ・アルカセルを投入。これで攻撃が活性化し、後半は決定機を作り出したものの、シュートを決め切れなかった。

 とりわけ、ペナルティエリア内でダニエル・パレホからパスを受けた久保が左足でシュートを放ったシーンは絶好機だったが、GKにセーブさせてしまった。

 スペイン紙『AS』によれば、久保とともにここまで公式戦全17試合に出場しているMFビセンテ・イボーラは、この試合を振り返り、「ラストパスとフィニッシュの正確さに欠けていた」とチームの課題を指摘。最後の局面での精度に問題があったことを認めている。「フィニッシュ」の部分は、この試合で最大の決定機とも言えた久保のシュートももちろん念頭にあるのだろう。

【動画】イボーラが指摘した久保の決定機逸シーンはこちら
 相手が守備的だったことに関しては、「言い訳にならない」としてこう続けている。

「点を取って試合を終わらせようとした。決定機はあった。たしかに少なかったが、一部のチャンスは決める必要があった」

「我々は今後のために学ばなければならない」と締めくくった32歳のベテランMF。ここまで公式戦9ゴールでチーム得点王のパコ・アルカセルがこのエルチェ戦で故障し、年内は欠場の見込みと苦しい状況だけに、久保のゴールに期待したいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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