古巣のファンはサムライ戦士の復帰を望んでいるようだ。

　10月３日に、スペイン２部のサラゴサとの契約を解除した香川真司は、いまだ無所属の状態が続いている。スペイン２部やアメリカ、中東のクラブなどからオファーがあったとされるが、契約を結ばず、各クラブが補強に乗り出す来年１月の移籍市場で新天地を求めようとしているようだ。

　その時に備え、サラゴサでトレーニングを続けている香川は11月27日、自身のインスタグラムを更新。サラゴサでともにプレーし、現在は同じく無所属のコロンビア代表MFダニエル・トーレスと汗を流す姿を公開した。

【動画】ファン興奮！元同僚を翻弄した香川真司の鮮やかな切り返し＆ダブルタッチ

　アップされた動画の中で、香川はD・トーレスに１対１を仕掛け、鋭い切り返しと柔らかいダブルタッチで翻弄。"浪人中"とは思えないキレッキレぶりを披露した。

　これを受けて、スペイン・メディア『El Desmarqu』のサラゴサ版は、サラゴサに"捨てられた"２人のプレーヤーのトレーニングが、３部降格圏の20位に低迷するサラゴサのファンに「光を与えた」と紹介。「なぜ彼らは次の移籍市場でサラゴサに戻れないのか？ サポーターにまだ愛されているということを確認する必要がある」として、次のようなファンの声を掲載している。

「シンジ、あなたが必要です」
「戻ってきてください」
「クリスマスに家に帰ってください」
「この男は今シーズンのチームにも居場所がないのか？」

　記事は、「サラゴサのファンはカガワが数週間で戻ってくることを夢見ている」と締めくくっている。はたして、救世主として香川が電撃復帰する可能性はあるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【写真】香川が投稿したD・トーレスとの２ショットや練習の模様

【動画】香川真司が親友・坂本勇人の2000本安打達成を祝して披露したキャッチボール姿