【横浜】GS突破を懸けた一戦を前に「不思議な気分」のポステコグルー監督は、前日会見でマラドーナについても言及

2020年11月28日 サッカーダイジェスト編集部

マラドーナの死は「本当に悲しい出来事」

上海上港との“再戦”に向けた前日会見で、ポステコグルー監督は「自分たちのサッカーをする」と繰り返し、必勝を誓った。(C)Y.F.M.

 グループステージ4節の上海上港戦に向け、11月27日、横浜のアンジェ・ポステコグルー監督と實藤友紀が試合の前日会見に臨んだ。

 2日前に戦った相手との"再戦"を前に、ポステコグルー監督は「不思議な気分」と心境を明かす。中2日の連戦で「選手たちの疲れ具合とか、体調の部分を見ながら」メンバーを編成するつもりだが、「アプローチとしては一緒。自分たちのサッカーをやっていく」と、いつもどおり持ち前の攻撃サッカーを貫く構えだ。

 實藤も同じ考えで、「2日前に対戦して、お互いに手の内を知っているチーム同士。それでも自分たちのサッカーをやることによって、必ず結果はついてくると思う。とにかく自分たちのサッカーに集中して、やっていきたい」と言葉に力をこめる。

 グループステージの3試合を終えて、3連勝。次節は引き分け以上の結果で決勝トーナメント進出が決まる。前回対戦では天野純のゴールで1-0の勝利を収めたが、指揮官は「簡単なゲームになるとは思っていない」と気を引き締める。「良い準備をして、ゲームの中でもコントロールしながら戦っていく」と意気込んだ。

 元ブラジル代表のフッキやオスカル、オーストラリア代表のアーロン・ムーイなど、上海上港にはタレントが揃う。「相手の攻撃能力はすごく高い」と實藤は警戒を強めつつ、「声を掛け合って、サポートしたり」と、コミュニケーションをしっかり取りながら勝利を目指すつもりだ。
 また会見では、25日に死去した元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナについて問われたポステコグルー監督は、「本当に悲しい出来事」と述べ、「86年に彼がワールドカップで優勝した時、自分はまだプロになりたての頃でした。サッカーはチームスポーツでありながら、みんなが彼だけを見ていたことが印象に残っています」としのんだ。「彼が残した栄光や数々の記録は素晴らしいもの」とその偉大なる功績をたたえ、「みなさんの心の中で生き続ける、世界中の人々に影響を与えた選手だと思います」と語った。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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