【U-22日本代表】初戦はベンチスタートが濃厚も南野拓実の台頭が待ち遠しい

2015年03月26日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「100パーセントの力でチームのために戦う」

初戦のマカオ戦はベンチスタートが予想される南野だが、「100パーセントの力でチームのために戦う」と決意を語った。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 リオデジャネイロ五輪アジア1次予選の初戦、マカオ戦を翌日に控えたU-22日本代表は、試合会場となるシャーアラム・スタジアムで最終調整を行なった。

【U-22日本代表PHOTO)】リオ五輪アジア1次予選に臨む23人
 
 ウォーミングアップのパス練習で野津田岳人とコンビを組んだ南野拓実は、ゲーム形式のトレーニングではビブス組に入り、4-2-3-1の2列目左サイドでプレーし、軽快な動きを見せていた。
 
「チームでも左でやっていますけど、前目のポジションならどこで出てもできる自信はあります」
 
 今予選で南野は、所属クラブとの関係で2戦目のベトナム戦までの帯同となっている。初戦のマカオ戦ではベンチスタートが予想されるものの、「もし出場できたら、100パーセントの力でチームのために戦いたい」と意気込む。
 
 手倉森ジャパンへの合流は、自身初招集となった昨年12月のタイ・バングラデシュ遠征以来だ。前回遠征からの上積みについては「実戦がない分、ちょっと難しいところはあるので、なんとも言えないですけど」としつつも、「みんな確実にレベルアップしているはずだし、それは自分もそう。そういう意味でレベルは上がっていると思います」と手応えを口にする。
 
 マカオとはU-18代表時代の2年前に、中国で開催されたU-19アジア選手権予選で対戦。南野自身は出場していなかったが、チームは6-0と完勝を収める。当時のことを聞けば「そうでしたっけ(笑)」と笑顔を見せて、思い出すのに少し時間がかかったが、すぐに気持ちを明日の試合に切り替えて、表情を引き締めた。
 
「僕たちからすれば、勝たなければいけない試合。ただ、相手がどこだろうと、なにが起こるか分からないので、確実に勝ち切れるようにという話はみんなとしています。しっかり戦っていきたいです」

次ページ守備戦術も理解。周囲との連係面も「問題ない」。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事